「細かな仕事に忙殺されて、本当にやるべき仕事が終わらなかった。」
「集中力が続かない」
「能率が上がらない」
仕事の悩みはひとそれぞれ。
ですが、これらの悩みはどれも「時間の使い方」に問題があることを示しています。
もし自分は時間の使い方がうまくないと感じているのなら、最小の時間で最大の成果を出すために現状を見直してみるべきかもしれません。
たとえば、こんなことに心当たりはありませんか?
朝イチでメールチェックや電話対応をしている
出社してまず溜まったメールに返信したり、電話をかけたりといったことが習慣になっている人は多いはず。あるいは職場のルーチンとして報告や連絡が中心の会議が朝にセットされていることもありがちです。
その結果、文章を書いたり企画を考えたりといった集中力を要し脳への負荷が高い仕事が後回しになってしまっているなら大問題。これは単なる順番の問題ではありません。
精神科医の樺沢紫苑氏は、著書『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(大和書房刊)で、集中力が高い朝の時間を、メールチェックなど集中力をさほど必要としない仕事に割いてしまうことで失われる生産性に警鐘を鳴らします。
曰く「午前中の時間価値は夜の4倍」。
脳がよく働く価値の高い時間帯ほど集中力が必要な仕事をし、脳が疲れていて時間価値の低い時間にはさほど考えずに仕事をするというのが、効率のいい時間の使い方の鉄則なのです。

やってしまってるかも……!