堅実女子ニュース&まとめ 隙あらば、別居を望む妻たち。夫の単身赴任によって手にした居心地の良い生活がたまらない…

子どもの受験を機に

大学卒業後に就職した会社で知り合った4歳年上の男性と結婚したマミコさん(46歳)。結婚して17年、ひとり娘は15歳になった。

「都内で知り合って結婚したんですが、娘が3歳のとき、夫が故郷で仕事をしたいと言い出して。そのときはついていきましたが、近所や親戚との濃厚なつきあいにはついていけず、なんとか東京に帰りたいと思っていました。娘が小学校高学年になったころ、東京の私立中学を受験させたいと思い立って。ダメ元でと受験したら受かってしまったんです。それ以来、娘と私は、私の実家で生活、夫は夫の故郷でひとり暮らしをしています」

私立中学なんて贅沢だと言われたが、彼女は受験だけでもと言い張った。結果、合格すると娘自身がその学校に行きたいと主張、夫も折れるしかなかったのだという。

「結婚って“生活”ですからねえ、夫婦でもマンネリになりますよね。些細なことでイラッとしたりもする。うちはたまたま母がひとり暮らしをしていた家があるので、家賃もかからないし私も仕事をするようになったから、夫に大きな経済的負担はかかっていない。運がよかったんだと思います」

別居後は、月に1度、夫がやってくる生活。そのときは女三代が大歓迎する。夫はときどき、「家族なんだから一緒に住んだほうがいいと思うけど」とつぶやくが、マミコさんはそれをさらりと無視している。

「離れていても家族は家族。私は決して夫が嫌いなわけじゃない。ただ、夫婦と娘の3人だけで暮らしていくのは息苦しい。まして知らない土地では私のメンタルがもたないんです。ただ、それを言うと角がたつので、とにかく娘の学校の問題にするしかなかった」

おそらく夫の故郷へ彼女が行ってともに生活することは今後ともないのだろう。今後、どうやって暮らすかはそのときどきで考えればいいとマミコさんは思っている。さまざまな結婚の“形”がある。どれが正解でどれが間違いとは言えないのだ。(ノンフィクションライター 亀山早苗/citrus)

 

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