コラム 婚活サバイバル|もしかして、これがリアル48歳“子供部屋おじさん”!? ~その1~

私、清葉アキ子は現在46歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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幼馴染みがいない私にとって、学生時代の友人が“幼馴染み”みたいなもの

年が変わった。間もなく私の誕生日。独身のまま47歳になってしまう……。「誕生日が来るのがイヤ」「誕生日なんてお祝いしたくないわ」と毎年つぶやいていた母の気持ちが子どもの私には理解ができなかったが、いまになって、その気持ち、よくわかる(笑)。

昔から、「今日、誕生日なのを忘れてた!」なんていうドラマを見て「絶対に嘘! 自分の誕生日を忘れるわけないじゃない!!」って思っていたけれど、ある程度の年齢になって“うれしいイベント”ではなくなった時点から、誕生日は“忘れたいこと”になるのかもしれない(笑)。さすがに忘れはしないけど、だからといって“特別感”を求めることはしないかな。ここ10年は女子会と称した誕生会も開かなくなったし、自分の誕生日のあたりは撮影や締め切りでいつも忙しいので、徹夜で仕事をしていることも多いし。

そんなこんなで淡々と迎えて終わる私の誕生日なのだが、ここ10年くらい、私の誕生日になった瞬間の0時0分に「おめでとう」のLINEスタンプを送ってくれる男友だちがいる(当時の彼氏よりも早い)。彼は大学時代同じゼミに入っていた仲間のなかのひとり。夏と冬に教授や先輩たちなど大人数でゼミ旅行に出かけていたものの、当時はさほど仲よくしていたわけではない。

10年ほど前、教授の退官を機に開かれた歴代の門下生が集まる会に参加したことで、久しぶりに再会。そこから、ときどき彼から連絡が来るようになり、なんとなく2~3か月に1回程度、映画を見たり食事をしたりしている。それがお互いの誕生日近辺のときには、“誕生会”と称して映画と食事(といってもいつも行く“質より量”の洋食屋だが)をおごるのがおきまりパターン。去年の彼の誕生会もそうだった。

毎年おこなわれる男友だちとの誕生会は、素敵なお店でもないし、ケーキも食べない。

今年も、私の誕生日まであと1か月となったころ、彼から「〇日と〇日に休みが取れたから、誕生会できるよ!」とメッセージが届いた。さすがにコロナ禍での緊急事態宣言中ということもあり、「今回はこんな状況なので、落ち着いたらにしよう!」とお断り。まぁ、誕生会でもそうでなくても、会ってランチして、映画見て、夕飯食べる……ってだけだしね(最近はたまに近場ドライブしたりもするけれど)。

彼のように学生時代から知っている20~30年来の知り合いは、私が高校に入るまで、父の仕事の都合で2~3年に1度という頻度で引っ越しをしてきた私にとって、“幼馴染み”みたいなものだ(実際に“幼馴染み”がいないのでわからないけれど)。好きとか嫌いとか、男とか女とか、趣味が合うとか合わないとか、まったく関係ない。

世代が一緒で、どうでもいい話ができて、一緒にいて疲れない。その彼とは映画の趣味が7割くらい合う以外、たぶん、趣味も考えかたも生きかたもまったく違うし、共通の思い出なんてほとんどないけれど、彼のほどよい距離感を持ったマメな連絡のおかげで、ここ10年、いい意味で“くだらない”時間をすごすことができている。仕事も婚活も関係なく、女子のような面倒くささがまったくないうえ、気を遣う必要のない彼とのそういう時間は、それなりに大切にしている。だから“腐れ縁”という、ちょっとネガティブ要素を感じさせる関係性で表したくはない。

彼は喫煙者で喫煙OKの副流煙で充満している店に連れていかれるし、私がまったく興味のないロックやアニメの話をしてくるし、私がふだんは口にしないヘルシーとはまったく無縁のジャンクフードの店ばかり選ぶので、正直、頻繁に会ったり長時間一緒にいたりするのはキツい。彼自身が私にまったく気を遣わないからこそ、こっちも気を遣う必要がないというのがとにかく気楽。正直、会う必要はない相手だけど、なんとなく昔の自分に戻れる……時間は無限にあると信じて疑わず、何も考えずにダラダラとどうでもいい話をしてすごしていた学生時代にタイムスリップしたような感覚は、彼にしかつくれない。

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