堅実女子ニュース&まとめ 乳がんだけなら5年生存率97%

124-35年後の生存率50%?

右乳房に直径2センチの腫瘍が見つかった北斗晶さんが、全摘出手術後の記者会見で、ステージ(進行度合)と5年後の生存率について、こう語りました。

「ステージは3に近い2B期。乳がんだけなら5年生存率は70%だけど、脇にまでいくと50%」

脇にまでいくというのは、脇の下のリンパ節に転移している場合です。北斗さんは右乳房だけでなく、右脇下のリンパ節も切除しています。会見で明言はしていませんが、リンパ節へ転移している可能性も考えられます。毎年マンモグラフィ検診を受けていた北斗さんが、発見されたときにはステージ2B期で、全摘出手術をしたのに5年生存率が50%……。北斗ショックがさらに広がっています。

ところがこの会見後、「2Bで50は低すぎるのでは!?」と疑問の声がネットに続々上がりました。実際のところ、乳がんの生存率はどれほどなのでしょうか。

 

「そもそも乳がんだけなら5年生存率は97%ぐらい。70%なんてとんでもないウソ」と話すのは、乳がん治療歴40年の近藤誠先生(元慶應大学病院放射線科・現近藤誠がん研究所所長)です。乳がんだけなら97%? これはまたずいぶん高い数字です。詳しく聞いてみました。

 

「病院によって生存率は違いますが、ぼくが治療してきたステージ1期の乳がんの5年後生存率97%です。リンパ節への転移がなければ、10年後でも94%。ステージ2期であっても、リンパ節転移がなければ、10年後生存率は90%前後です。“乳がんだけなら5年で70%”なんて考えられない数字ですよ」

 

ちなみに、がん治療では日本屈指といわれる国立がん研究センター乳腺科の治療実績では、ステージ2期の5年生存率は82%です。では、リンパ節に転移している場合はどうでしょう?

「リンパ節転移があると50%というのも大ウソです。全国がんセンター協議会の全国集計では、2B期よりさらに進行した、ほとんどのケースでリンパ節転移が見られるステージ3期でも、5年生存率は75%です。北斗さんのリンパ節転移の詳細はわかりませんが、5年で50%がいかに低いかおわかりでしょう。主治医は北斗さんに抗がん剤治療を受けさせるために、生存率を低めに伝えているのだと考えられます。こんなふうに根拠のない数字で患者さんを脅して、抗がん剤治療に追い込んでいくのが、がん治療医の常套手段ですよ」

▲▲▲恐るべき抗がん剤治療の副作用

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