堅実女子ニュース&まとめ 【貧困女子】パワハラ上司に心を潰されたその先に~その2~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これはあるときまで普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。今回は新卒で入った広告代理店で、パワハラ上司にぶちのめされて、うつ病を発症。その後さまざまな職を転々としていて、現在は団体職員をしている角田裕子さん

「パワハラといえば、今年はやった映画に『セッション』という映画がありましたよね。あの鬼教官のノリが私の元上司にそっくりなんです。彼が観たいと言うので劇場に行ったのですが、当時の記憶がフラッシュバックしてきて、立てなくなってしまって途中退出してトイレで吐きまくっていました。私の少ないお金の中から1800円も出して、辛い記憶を思い出させて、彼を心の底から憎みました。そのくらい、私の心の傷は深いと思いました。私にとって自腹で観る映画は1年に1回程度の贅沢なのに、なんであんな思いをしなくちゃいけないのかと。それと同時に、また普通の会社に勤務することは無理なんだな~と。多かれ少なかれ、あの映画みたいな世界が会社ですもんね。支配する側が、ガンガン支配してこき使う。そして私は意味も分からずそれに応えようとする。その先に希望なんてないのに」

でも、裕子さんは実家暮らし。収入が少ないとはいえ、月10万円がまるまる自分のものになるのですから、それほど生活は辛くないのでは?

「半年前まではそうだったんです。でも、父親が57歳でリストラされてしまったんです。母は専業主婦で、父は普通のサラリーマン。私と妹は中学校から私立ですから、よく考えるとうちには貯金はないんですよ。

だから父がリストラされるまで、とっくに完済していたと思っていたマンションのローンも、月13万円の支払いがまだ10年間も残っているんです。それに5万円の管理費と修繕積立費が、私たちの家族にのしかかってきています。私の妹も実家暮らしなのですが、雇われで美容師をしており、収入も多くありません。月18万円をあと10年も払い続けるなら、家賃10万円くらいのところに引っ越した方がマシ。そう思っても、板橋区の築25年のマンションは売るに売れないんです。不動産会社の人からは、オートロックじゃないし、配管は傷んでいるだろうし、資産価値はあまりないかもしれませんと言われてしまいました。

▶▶▶低収入一家に、月18万円の住居費、そして父親はお酒におぼれる

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