堅実女子ニュース&まとめ 賛否両論の「糖質制限ダイエット」。効果があるとしたら?

まず、糖質制限が糖尿病予防になり得るメカニズムについてご説明します。ごはんやパンなどの炭水化物が小腸に大量に入ってくると、血糖値が急上昇します。これを下げるために膵臓からインスリンが大量に分泌されます。これを繰り返しているうちに膵臓が疲れ、やがてインスリン分泌が減少。そうして血糖値が高い状態が続いてしまうと糖尿病になるわけです。

「ですから、糖質を食べるのがいけないのではなく、いきなり大量の炭水化物を摂取するのがいけないのです。炭水化物を摂る前にサラダを食べたり、汁ものを飲んだり、いわゆる低GI食品を食べ、それから炭水化物を食べる。それだけで血糖値の急上昇は抑えられ、大量のインスリンを必要とすることもありません」と近藤先生。

好きなパンやパスタを我慢するのではなく、サラダやスープをいただいてから食べればいいのです。とってもやさしい糖質制限です!

糖質抜きダイエット、油抜きダイエットなど、とかくダイエットは過激になりがちです。しかし、糖質も油分も脂肪分も、人間の体にとっては必要なもの。どれかが欠ければ、それを補うために体は何かしらムリをすることになります。

「ダイエットで一切の肉や魚を食べない菜食主義者もいます。たしかにスリムになりますが、肌のハリや髪のツヤは、年齢以上に老けて見える人が多いですね。理由は栄養不足。コレステロール不足です。コレステロールはすべての細胞の原料になる大事な成分ですから。実際、100歳を超えてもお元気な方は肉も魚も大好きな人が多いですよ」(近藤先生)

何ごとも過ぎては及ばざるがごとし。美しく、楽しく、健康に生きるには、炭水化物はいきなり食べず、低GI食品のあとに食べる。糖質制限は量よりタイミングに気をつけたほうがよいダイエットになりそうです。

 

 

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