堅実女子ニュース&まとめ 「逆さ箸をする人」や「食器を重ねる人」にモヤモヤ

「逆さ箸をする人」や「食器を重ねる人」は、ほとんどの場合、ちょっと得意気です。「ほら、私ってマナーがいいでしょ」「ほら、私ってよく気が利くでしょ」という心の声が聞こえてくるのは、たぶん気のせいではないでしょう。そんな相手に対して「それって、本当はマナー違反なんですよ」と指摘する勇気はありません。

ムッとされるリスクを冒したくないだけでなく、言ってみれば「どっちでもいいこと」をわざわざ指摘して結果的に偉そうな顔をするのは、なんか違う気がします。もちろん、自分の子どもとか若い姪や甥とか部下とか、相手のために教えてあげたほうがいい場合はちゃんと言いますが、はるかに年上の親戚のおばさんにわざわざ「それはやめたほうがいいですよ」と言うのは大きなお世話かな、と。

マナーの“常識”なんて、しょせん時代によってコロコロ変わる程度の曖昧なもの。たまたま知ったに過ぎない「正しさ」を振りかざすのは、まるで狭い常識に縛られて「コシのないうどんなんてうどんじゃない!」と伊勢うどんを否定するのと同じで、極めて恥ずかしい行為かもしれません。世の中にはいろんなうどんがあって、どれも正しい存在であるように、時と場合によって「正しいマナー」は変わります。

そうか、なるほど。正直に言って、今までは「逆さ箸をする人」や「食器を重ねる人」のことを「気持ちをモヤモヤさせる厄介な存在」と思っていました。もしかしたら、あなたもそうだったかもしれません。しかし、この記事を書くことで気づきました。

その人たちは、こちらの気持ちをモヤモヤさせることで、マナーの本質とは何か、正しさとは何かを考えさせてくれているのです。これからは、モヤモヤするだけでなく、感謝の気持ちでそっと見つめさせてください。ま、たまに考えさせてもらえたら十分ですけど。(石原壮一郎/citrus)

 

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