堅実女子ニュース&まとめ 「プレミアムフライデー」でつらい思いをする人もいる

「プレミアムフライデー」のような取り組みが消費を増やすと言いますが、ここで対象になるのは平日昼間の8時間勤務、土、日と祝日が休みの人たちだけです。逆にそういう働き方でない人にとってはほとんど関係がありません。小売業やサービス業などの働き手は、こういう制度が増えれば増えるほど、業務時間は増えていってしまうでしょう。その割には売り上げが伸びないなどとなれば、働いても稼げないという悪循環に陥ります。

私は休日や休暇、その他の「余暇時間」を、しかも「一斉に」与えるということで消費が伸びると考えるのは、少し時代遅れな感じがします。「時間の余裕」よりは、やっぱり「経済的余裕」や「心の余裕」でしょうし、「一斉に」行動することによる非効率やコスト高もあります。人々の嗜好は多様化しているので、優先順位はみんな違います。時間があるから旅行、買い物となる人ばかりではありません。欲しいものがなければ買わないし、行きたいところがなければ行きません。

私はそれぞれの働き手が、休みたいときに休める、早く帰りたいときに帰れるという環境作りの方が、よほど大切ではないかと思います。これはサービスを提供する側でもされる側でも共通のことですし、繁閑の差が減っていった方がサービスの効率が上がり、利益も生み出しやすくなるでしょう。そこで働く人の環境も向上すると思います。

「みんなで休める」よりは「自由に休める」「気軽に休める」の方が、より必要なことではないかと思います。消費が伸びない理由は、やっぱり所得の伸び悩みや将来不安であり、それが解決されなければ、なかなか変わらないでしょう。そもそも今の日本の成熟した社会インフラと生活レベルの中で、どんどん消費するという時代は、もう来ないのではないかと思います。それを前提としたビジネスのしかた、働き方を考えていかなければならないのではないでしょうか。(ユニティ・サポート小笠原隆夫/citrus)

 

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