堅実女子ニュース&まとめ 新入社員は「自分ファースト」などと安易には言い切れない

さらに「出世意欲」という設問に対しては、「出世したい」と「出世しなくても好きな仕事を楽しくしたい」の比率が5年ほど前に逆転していて、確かに上昇志向や出世意欲が弱まってきているとは言えるでしょうが、今年度は全体でおよそ47%、大卒以上の男性に限ると62.1%が「出世したい」と答えていますから、やはりそれなりの上昇志向を持っている人が、今でも多いと捉えることができるでしょう。

この手の調査結果についてのコメントで、私がいつも思うのは、「いかにも今どきの若者像」というようなものを、過剰に前面に出そうとし過ぎているのではないかということです。確かに比率は減っているのかもしれませんが、入った会社への愛着や帰属意識を持っている人の方が今でも多いですし、給料は高いに越したことはないし、飲みにだって行きます。

真面目さなどは、私たちのような中高年世代よりもよほどありますし、会社だけには頼れないということを、新入社員の今から意識していますから、とりあえず会社にしがみつけばどうにかなった世代の人たちとは感覚が違います。

世代が変われば価値観は変わり、確かにいろいろな面での考え方は違います。個人差も広がる傾向にあります。ただ、その一方で相変わらず同じような面も、実はずいぶん多く残っているということも知っておくべきです。

どんなことでもそうですが、単純化して安易に言い切ってしまうと、本質を見誤ってしまう気がします。(小笠原隆夫/citrus)

 

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