堅実女子ニュース&まとめ SNS時代だからこそ大切な「電話にしかできないコミュニケーション」とは?

電話にしかできない“フィーリングコミュニケーション”

電話でのコミュニケーションを大切にする世代や業界の人たちがよく言うのは「メールでは気持ちが伝わらないだろ! 電話で直接話すから伝わることがあるんだ」といった「気持ち重視説」。メール派からすると古くて非効率な印象を受けるが、実際には的を射た言い分だと思う。

とてもタイムリーな事例になってしまうが、実はこの原稿を書いているちょうど今もある企業から私に電話があった。8月に私が講師を予定している研修について「講師2人体制でお願いしたい」という内容のメールをもらっていて、少し不思議に思いながらも許諾の返信をした後に担当者から電話がかかってきた。

電話で話すうちに担当者が「なぜわざわざ講師2人体制にしようとしたのか」という理由がわかってきた。受講者人数が予定よりも多くなりそうなので講師の私に気を使ってサポート講師をつけようとしてくれていたが、実はある程度の人数まで私1人で対応できることを伝えると、最終的には予定通り講師1人体制で実施することになった。単なる認識違いのように見えるかもしれないが、実はメールだけでは微妙に伝わり切ってなかったそれぞれの背景や考えが電話を通じて一瞬で通じ合った瞬間だった。

それは事前に文字にするのは難しい感覚やフィーリングの部分で、やはりお互いに会話をしながら感じ取る方が効率的だったりする。ビジネスでもプライベートでもこういった「フィーリングコミュニケーション」はとても重要で、電話は最も身近で効率的な手段である。

メールやSNSがこれだけ一般化した現代だからこそ、電話という手段がもつ役割を使う側が認識して活用していくことが「コミュニケーション上手」になるための近道と言えるだろう。(小寺 良二/citrus)

 

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