堅実女子ニュース&まとめ 心配性の人にお勧めしたい「不安解消SNS活用術」とは?

「やらなきゃいけない」は「やれることがある」に

心配性の人の才能のひとつとして、先々に潜むリスクがよく見えるということを挙げました。そのせいで、「あれにも対処しなきゃ、これもしなきゃ」とリスクを見つけるたびに不安が増して、かえってやる気をなくすことも少なくありません。「やらなきゃいけない」ということがあるのは、本当にうんざりするものです。

ですから、「やらなきゃいけない」ではなく、「やれることがある」と考え方を変えてみましょう。たくさんのリスクが見えるということは、言い換えれば、それだけあれもこれも準備ができるラッキーな状態です。言うまでもありませんが、リスクは消せば消すほど、目標に近づける可能性が高くなります。危機管理能力の低い楽天家はそのリスクすら見えていないわけですから、その点、あなたはそのリスクの芽を事前に摘んでおくことができる、「有利な状況」に立っているのだと考えることができるのです。

このように、不安を感じたときは、「今、自分にはやれることがあるんだ」「楽天的な人よりも一歩リードしているんだ」と思い直してみるようにしましょう。それだけで、リスクが幸運をもたらすチャンスに見えて、チャレンジが楽しくなるはずです。

LINEでできる、お手軽なマインドチェンジ

現代的なツール、LINEを使ったオススメの方法もあります。LINEの特徴は、感情を表すたくさんのスタンプが揃っていること。これを使って、不安に思っていることの中から、自分にとって有益なことを見つけ出すことができるのです。

やりかたは簡単。まず、タイムラインを自分しか見られない設定にします。普段の生活の中で、不安になっている自分に気づいたら、LINE画面で次のような操作を行ってください。

(1)不安を感じたときの出来事を文字で記す
(2)そのときに心に浮かんできた考えを文字で記す
(3)(2)のときに感じた感情と逆の感情のスタンプを押す

たとえば、次のような感じです。

(1)出来事→「営業成績が悪くて上司に怒られた」と記入
(2)考え→「私だけ怒られた。なにをやってもうまくいかない」と記入
(3)「やったー!」という笑顔のスタンプなど、(2)のときに感じた感情と逆の感情のスタンプを押す

記録したら、余裕のあるときに、(1)(2)(3)をまとめて眺めます。ネガティブな印象の文章のあとにポジティブなスタンプという流れは、かなり不自然ですよね。でも、脳は自動的に、すでに体験した(1)出来事(2)考えの中に、(3)「やったー!」と思える所を探し出そうとするのです。「うまくいく」と思うとうまくいく情報が目に留まるように、「やったー!」と思える点に自然とフォーカスが合うというわけです。

すると、それまでとは異なる視点で、事態を見つめ直すことができます。「ミスをしかってくれて、成長させてくれる上司に出会えた。ラッキー」とか、「ここがどん底だと考えて、一歩ずつ登っていけばいいんだ」とか、ピンチをチャンスに変えるものの見方が自然と身につくのです。嫌なことがあっても「まあいっか」で済ませてしまう楽天家の人は、このような学びを得ることができません。心配性だからこそ、悪いと思う状況からでも学ぶことができるのですから、これも心配性ならではの有利な点といえるでしょう。

この方法は、LINE以外のSNSサービスでも、もちろん行うことができます。簡単なので、ぜひやってみてくださいね。でも、くれぐれも“自分しか見られない設定”にするのをお忘れなく……。(脳神経外科医 菅原 道仁/citrus)

 

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