個人と個人の関係を大切に
付き合っている関係なら、何を言っても大丈夫だという安心感があるかもしれない。だが、不用意なひと言が相手を傷つけているかもしれないと常に思っていたほうがいい。
「今の言葉は傷ついたと彼女が言ってくれれば、こちらも対処のしようがありますよね。僕も以前、笑いをとろうとした言葉で彼女が急に暗い表情になったことがあるんです。一般的な女性蔑視の言葉ではなかったんだけど、よく聞いたら、彼女はそのことで昔いじめられたことがあるという。何気ないひと言が相手を傷つけるのだとよくわかって反省しましたね」
タカシさん(37歳)はそう話してくれた。彼の場合、その経験がより彼女への関心を生み、常によく話し合うようになったそうだ。
不用意なひと言は男女問わず、ついつい口にしてしまいがち。だからこそ、大事な人を思うなら、相手の反応に敏感になるべきなのではないだろうか。(亀山早苗/citrus)