まぶしい太陽の光で街全体が高揚感に包まれる夏が終わり、冷たくなる風と共に現実的な気分になりやすいこの季節。一夏の恋に別れを告げ、新しい出会いを求めたくなる人もいるのではないでしょうか?別れ上手は恋愛上手と言われます。今回は別れと、その後の出会いに関する英語フレーズをご紹介します。
恋人たちの別れには「separate」や「split」「breakup」を使う
恋人たちの別れは、 強力にくっついていた2つ磁石が引き離されるようなものです。「separate」は恋人の別れを表すのに良く用いられる単語で、「引き離す」という意味があります。元々別々な2つのもの同士が結びつき、また元の状態に戻って行くというイメージがある「separate」は恋人の別れを象徴する英単語です。

恋人との別れ……、どうしても憂鬱な気持ちになってしまいますよね。
「unfortunately, we decided to separate after being together for a long time. (残念だけど、 僕らは長く一緒にいた末に別れることにしました)」
「split」も同じ意味ですが、本来「割く」という意味があることから、どちらかと言うと一つだったものを二つに分かつというイメージです。「split bill(割り勘)」「split a piece of paper in half(紙を半分にする)」と言うとわかりやすいかも知れません。
また「breakup」も「別れ」を表すのによく使われます。breakupには「崩壊」や「破壊」という意味があることからも、二人の関係が分裂し壊れてしまうというイメージがあります。また、「I had a huge breakup.」(大失恋した……)のように、別れという意味と共に「失恋」という意味で使われることもあります。
「divorce 」はラテン語の「vortere(変える)」が語源
長年恋人として連れ添った2人が、結婚した途端うまくいかなくなるケースは少なくありません。アンジェリーナ・ジョリーやマイリー・サイラスもそうでしたね。
離婚した場合も「separated」「split」を使うことができますが、 離婚の場合限定で使われるのが「divorce 」です。divorce の語源はラテン語の「vortere」で、何かを「変える」「回す」という意味があります。
英語圏では、恋人がいたり結婚していたりすると、結婚式だけでなく会社や家族のパーティーなどのイベントにもカップルベースで招待されるようになります。カップルは社会的に2人で1 つと認識され、お互いの交友関係も必然的に同じになってくるため、別れるとなるとなかなか大変なのです。