ライフスタイル おひとりさまの家活!物件を購入するときの外せないポイント

おひとりさまの家活について、これまでご紹介してきましたが、いよいよ本気で「不動産物件を買っちゃおうかな~」という気持ちに傾いている人もいるのではないでしょうか。では、物件を選ぶ際、何をポイントにすればいいのでしょう?ベランダが広くて~、南向きでお部屋にいっぱい日差しが入って~、お風呂はミストサウナとジャグジー付きがいいなぁ~などと夢は膨らみますよね。とはいえ、全部を兼ね備えている物件など予算的に無理であろうということがわかるくらいには冷静です。後悔するなんて絶対にイヤな方、不動産のプロ、株式会社 さくら事務所 代表取締役社長 大西倫加さんに物件の選び方をレクチャーしていただきましょう。

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内装よりも立地、とにかく立地の見極めが重要

物件を購入する際に、もっとも重要視すべきなのが立地です。まず、値下がりしづらい場所を選ぶこと。資産性を考えるのであれば、間違いなく「駅近」です。現代は、パワーカップルと言われる共働きの夫婦が増えています。彼らは通勤の利便性を重要視しますので、最寄り駅から7分以内で物件を探している人が多いです。独身の方や、若いご夫婦などは物件を購入しても、ライフスタイルが変わる可能性があり、物件を売ったり貸したりする可能性があるため、多くの人にとって価値のある「駅近」を選ぶことは重要でしょう。

たとえば現在だと駅から1分離れると100万円程度下がります。つまり、5分で500万円安くなるということ。そのあたりは、ご自身の予算と今後のライフスタイルとの相談ということになるでしょう。

また、その駅がどんな駅なのか、ということもポイントです。たとえば快速が止まる、都市開発が進んでいるなど、発展性があるかどうかも見極めたいところです。若い子育て世代が住んでいる街と高齢者が多い街だと、子育て世代が多いエリアのほうが活性、発展しやすいという現実もあります。地域、行政が若い世代に魅力を感じる街づくり・施策をしているかどうか、というのも気にしたいところです。自分の暮らしやすさを含めて、街そのものが元気で、インフラの整備が整っている場所を選ぶのが正解だと思います。

災害リスクも考慮しよう

近年、未曾有の自然災害が起こっています。せっかく大金をはたいて物件を購入しても、被災してしまったとなればショックは小さくありません。国土交通省では、津波、土砂災害、洪水、地盤の揺れなど、それぞれの自然災害リスクを広域で重ねられるハザードマップを発表しています。その場所にあるからといって100%ダメというわけではありませんが、リスクを踏まえ、どれだけ対策できた物件なのか、ということに注目してみてください。

たとえば、魅力的な物件があったとします。そのエリアを散策してみたときに、戸建て住宅地があって、それが高基礎、つまり家が一段高く基礎がつくられているとしたら、そのエリアは水害が起こりやすく、その対策をしているんだなということがわかります。また、海や川を埋め立てたエリアなどは、地盤沈下が起こりやすいケースも。スマホのアプリなどで日本の古地図があったりしますが、そういったもので、そのエリアがかつてどういう土地であったかということも知っておくといいでしょう。

とはいえ、災害は想定を上回ってくる可能性も大いにあります。年々災害リスクは高まっていて、絶対に安全という場所を探すほうが難しいです。意識として、災害リスクにどう対応しているのかをチェックするという気持ちをもっていれば、満足いく物件が探せると思いますよ。

「自然災害リスクを踏まえて、対策などを考えておくことは今の日本ではとても大事です」(大西さん)。

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