ライフスタイル おひとりさまの家活!中古物件と新築、買うならどっち?それぞれのメリット、デメリット

中古マンションにもメリット、デメリットがある

では、中古マンションはどうでしょうか。中古マンションは、新築マンション購入に予算が合わなかった人などの需要が高く、都心三区はもとより、都内及び、神奈川、埼玉と発展性の高いエリアの物件はそれなりのお値段です。新築販売時と変わらない、強気の価格を維持しているケースも少なくありません。それでも新築物件と比べれば手が届きやすいといえますし、比較的築年数の短い物件は、設備も充実していますから暮らしやすいという点はメリットでしょう。また、構造や管理規約の確認は必要ですが、間取りを変更することこもできます。購入資金を抑えて好きにリノベーションする楽しみも得られると思います。

また、中古マンションの場合、マンションを購入する際に重要な「マンション管理」がどのように行なわれているかがわかるというのがメリットです。リクエストすれば、契約前でも理事会や総会の議事録を見せてもらえることもあります。また、管理組合で作成された管理規約や使用細則、そして修繕積立金の長期積立契約などを見れば、そのマンションがどんな状況なのかも把握しやすく、安心して入居することができるでしょう。逆に、あまりきちんとしていないという場合でも、自分が欲しいマンションであれば自分が運営も頑張ろうと、事前に決意もできますよね。

ただし、中古マンションは見た目以上に内部に経年劣化があるケースも。とくに水回りなどは素人では気づけないことが多く、実際に購入し、入居してみたら修理しなければいけない部分が思いのほか多く、結果的に予算オーバーになってしまったということも。「こんなはずでは……」という残念な状況に陥らないためにも、住宅診断のプロと一緒に入念にチェックするなどして、すべてを理解して、納得したうえで購入したいところです。

いずれにしろ、30代、40代の物件購入は「終の棲家」にはならないケースも多いです。自身のライフスタイルの変化に軽やかに対応できるよう、そして、物件購入がその時々に求める生き方の枷にならないよう、無理をせず、慎重に見極めてくださいね。

せっかく買うなら新築のほうがいい気がするけど……?

賢人プロフィール

株式会社 さくら事務所 代表取締役社長 
大西倫加
広告・マーケティング会社などを経て、2004年さくら事務所参画。同社で広報室を立ち上げ、マーケティングPR全般を行う。2011年取締役に就任し、経営企画を担当。2013年1月に代表取締役就任。不動産・建築業界を専門とするPRコンサルティング、書籍企画・ライティングなども行なっており、執筆協力・出版や講演多数。

取材・文/簗場久美子

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