ライフスタイル その発想はなかった……!渋谷「アール・ブリュット2020特別展」

何か作品を作ってみたいけど、習ったわけでもないし、画材もないから腰が引ける……。そんな固定概念をスパッと捨てられる「アール・ブリュット」の展覧会が東京都渋谷公園通りギャラリーで開催しています。

なににも囚われない、自分の内なるモノで表現するアーティストの作品が集まる「アール・ブリュット2020特別展 満天の星に、 創造の原石たちも輝く-カワル ガワル ヒロガル セカイ-」をご紹介します。

アール・ブリュットとは

「アール・ブリュット2020特別展」展示風景

アール・ブリュットとは、専門的な美術教育を受けていない人たちなどによる、独自の発想や表現方法が注目されているアート。例えば障害のある人が表現した作品、命に関わるような経験をした人が臨死体験を表現した作品など、多岐に渡ります。

「アール・ブリュット2020特別展 満天の星に、 創造の原石たちも輝く-カワル ガワル ヒロガル セカイ-」では、国内のアール・ブリュット作家16名と海外の作家2名の計18名の作品を展示。身近な素材を使った、独創性にあふれるアートを見ることができます。

女優/創作あーちすと・のんさんによる音声ガイド

観覧料は無料で、音声ガイドも無料。わかりやすい音声ガイドは女優/創作あーちすと・のんさんと一緒に作品を見ているような気分になり、アール・ブリュット作品を初めて見る人も楽しめます。

身近な素材でアートを。独創性に満ちたアーティストたち

渡邊義紘 《折り葉の動物たち》 2003-2017年

ここからは注目のアーティストをピックアップ。はじめにご紹介するのは渡邊義紘さんによる「折り葉®」。毎年11月頃に落葉したクヌギの葉を拾い、折りやすい葉を見つけては作品を作るそうです。驚くのはその躍動感。今にも動きそうなゾウ、カバ、ネズミ、キリンたちは、葉で作られているとは思えないクオリティーです。18年前のものが朽ちずに残っている作品もあります。

鵜飼結一朗 《船》 2020年

百鬼夜行を彷彿とさせるような、鵜飼結一朗さんの作品。ボール紙に恐竜、人、漫画のキャラクターたちが水性ペン・油性ペンで細かに描かれています。遠目では和の雰囲気を漂わせていますが、近づいて見るととてもポップな作品。よく知られたアニメのキャラクターを探すのも面白いですよ。

勝部翔太 《無題》 2010-2012年

展示の中で最も小さな作品が、勝部翔太さんの戦士たち。戦隊モノが大好きだった勝部さんが、おもちゃを買う代わりに自分で作ろうと思ったのがきっかけで作りはじめた作品です。この作品の素材は、なんとアルミタイ。そう、あのパンやお菓子の袋をふさぐために止めているアレです。展示ではずらりと高さ3cmの戦士たちが並んでいるので、その精巧さを間近で見てみてくださいね。

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