ライフスタイル 「船=危ない」は勘違いだった!換気よし、対策万全の屋形船の今をレポート

提灯のついた風情ある船に乗り、海に浮かびながら食事を楽しめる屋形船。いま新型コロナウイルス感染症の風評被害に苦しみ、大きな危機に面しています。江戸時代から続く伝統の灯火を守るために、「業界一丸となってコロナ対策を実施し安心安全な屋形船をめざす」プロジェクトを発足。実際にどのような対策をしているのか、試乗会で取材してきたのでレポートします!

風評被害で大打撃……危機に面する屋形船

風評被害で苦しむ屋形船。

「船はなんとなくやめておこう」そんな想いが人々に根づいてしまったのは、2020年1月のダイヤモンド・プリンセス号の事例から。さらに当時はまだ感染が拡大する前、屋形船の利用者から都内初のクラスターが発生し、屋形船自体が危ないという誤ったイメージが先行。その結果、屋形船業界の2020年1月〜9月の売り上げは前年比90%減までに追い込まれます。

屋形船「大江戸」の船長・中沢さん。

しかし「屋形船は両側に窓がついていて、一般的な室内の飲食店よりもよっぽど換気の良い空間で食事ができるんです」と話してくれたのは、屋形船「大江戸」の船長・中沢さん。2020年6月に行われた屋形船換気量測定では、窓を全て閉じた状態でも換気の優良性が実証済み。さらにいまは乗客を定員の約50%にまでおさえ、客同士のソーシャルディスタンスを確保し、密にならない工夫をしています。

感染症対策が施された船内。

実際に船に乗ってみると、アクリルパーテーションの設置、アルコール消毒液完備とさまざまな対策が。乗船時には体温を測定し、発熱、体調が優れない場合は乗船できないように徹底。船内で提供される食事も舟盛りをやめ小皿で提供するなど配慮しています。

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