ライフスタイル 2021年、初日の出は星空の下で迎えませんか?

もうすぐ2021年を迎えます。みなさんはどこで新年を迎えますか? 帰省もしないし、ニューイヤーパーティもしないし……と、静かな年末年始の方も多いかと思います。でも、冬の星空はいつものとおり、キラキラと輝いています。初日の出から星空とともに過ごしましょう! 

スター1★初日の出直前の金星に願いを込めて

あと半日で…あけましておめでとうございます!ですね。 除夜の鐘を聞きながら、眠るつもりがなかなか寝つけず……なんてときは、せっかくだから初日の出でも拝みませんか? 

初日の出の時刻は、東京6時51分。横浜6時50分。千葉7時49分。札幌7時6分。名古屋7時1分。大阪7時5分。福岡7時23分。那覇7時17分。

ちなみに東京の高尾山山頂は6時48分、富士山山頂は6時43分。太平洋上の南鳥島は5時27分。

東京では初日の出の直前に、東の空から金星がキラーンと昇ってきます。光度マイナス3.9なので輝いて見えることでしょう。たとえ眠れなくても、金星に願掛け、初日の出に願掛け、幸先の良いスタートが切れそうです。

初日の出前の南東の空に金星が昇ります。(画像:iステラ/アストロアーツ)

スター2★空高く昇る北斗七星の大きさに驚くかも! 

この時期、眠れない丑三つ時は北斗七星を見るチャンス! 北斗七星は北極星の近くにあるので、一年中ほとんど夜空のどこかに架かっています。1月の真夜中になると北の空の、ほぼ真上近くに北斗七星が回ってきます。町明かりがなければ7つの星が見えるでしょう。大きな北斗七星が見事です。

北斗七星はおおぐま座のお尻から尻尾の部分にあたります。(画像:iステラ/アストロアーツ)

北の空をのっしのっしと歩き回る大熊さん。その東側にこぐま座があります。こぐま座の尻尾の先にある2等星が北極星です。

おおぐま座の北斗七星と、こぐま座の形がよく似ています。日本では北斗七星を柄杓に見立てて「ひしゃく星」の名で親しまれてきました。おおぐま座のほうを「大びしゃく」、こぐま座のほうを「小びしゃく」を呼んでいたそうです。

こぐま座にも小さな柄杓が。尻尾の先が北極星。(画像:iステラ/アストロアーツ)

おおぐま座とこぐま座の成り立ちの物語には、ギリシャ神話のある悲劇が伝えられています。

おおぐま座の大熊はもともと熊ではなく、美しい妖精カリストでした。大神ゼウスに見初められ、男の子アルカスを出産します。ここで例によってゼウスの妻ヘラが嫉妬から怒り狂い、妖精のカリストを大きな熊に変えてしまいます。カリストは森の中をさまようしかありませんでした。一方、息子のアルカスは一人前の猟師に成長します。

ある日、森の中で狩りをしていたアルカスにばったり出会った母カリストは、うれしさのあまりアルカスに駆け寄ります。しかし、その熊を母とは知らないアルカスは物の見事に母を弓で射てしまったのです。これを哀れんだゼウスが、息子を子熊に変えて、母子ともども天に上げたということです。

北の空を回っているのは、嫉妬深いヘラが水平線下の海で休めないように計らったからだとか。星座のエピソードに何度となく登場する大神ゼウスと妻ヘラのバカ夫婦ぶりが、北の空でも炸裂しています。モラルもへったくれもない神様たちの立ち振る舞いに学ぶべきものはあるのかないのかよくわかりませんが、今年もギリシャ神話のエピソードをご紹介していきます。

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