ライフスタイル 眠れない2月の深夜は、しし座のロイヤル・スターをゲットしませんか?

長い冬もそろそろ終わりが見えてきました。そう、もう花粉が飛ぶ季節となりました。眠れない夜を過ごしている人には、ひと足お先に、春の星々を見るチャンスが訪れています。深夜0時を回るころ、東の空をちょっと眺めてみてください。

スター1☆東から昇る、しし座の勇姿

2月23日、21時ごろの南東の空。何が見えますか?(画像:iステラ/アストロアーツ)

わっ、暗い! なにかの間違いですかー? と思われるかもしれませんが、町中の夜21時ごろ空に見える星は、上の絵よりもっと少ないでしょう。

ではクイズ。この中にしし座がいます。わかりますか?

2月23日、21時ごろ。南東の空を駆けるしし座。(画像:iステラ/アストロアーツ)

東から昇るしし座は、前足をガッと振り出して天を駆け上がります。全天88ある星座の中でも、オリオン座、さそり座などと並んで称される美しい星座です。

目印になるのは前足近くにある1等星のレグルス。ししの顔からクエスチョンマーク?を反対にしたような形でレグルスまで星が並んでします。振り上げた鎌の形に似ていることから「ししの大鎌」とも呼ばれます。

レグルスは、全天で21個ある1等星の中で21番目の明るさ、つまり1番暗い1等星です。しかも、しし座は十二星座です。太陽の通り道「黄道」と同じ道を歩むため、しばしば惑星や月に大接近されて、隠されてしまう運命にあります。そのためヨーロッパでは昔から、しし座のレグルスはロイヤル・スター「王の星」と呼ばれ、王の命運を占う星として知られています。黄道を行く王の星です。

しし座の伝説を紹介しましょう。ギリシャ神話由来です。ネメアの森に棲まう人食いライオンとして登場します。何人もの勇者が人食いライオン退治に出かけますが、だれも帰ってきません。そこで大神ゼウスがヘルクレスという大男を派遣します。人食いライオン対ヘルクレス。軍配はヘルクレスに上がりました。三日三晩、獅子の首を素手で絞めたという逸話もあります。

ヘルクレスはその後も数々と怪物をやっつけ、「ヘルクレスの12の荒業」で知られますが、人食いライオンのほうには特に後日談はないようです。

しし座の数時間後にはヘルクレス座が東から昇ってきます。ヘルクレス座が天を駆け上る時間と、しし座が西の地平線に向かって駆け下りていくタイミングがほぼ同じです。ヘルクレスの顔はもう見たくないというところでしょうか。

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