ライフスタイル 私のために流れ星を降らせることが可能!?宇宙を使ったロマンチックなプロポーズのお話

皆さんこんにちは。幼い頃からテクノロジーが大好きで、その甲斐あって入社した宇宙航空研究開発機構JAXAでは、人工衛星を作り、宇宙へとロケットで打ち上げた経験が冥土の土産になっている、齊田興哉(さいだともや)です。

今の世の中、SF映画の世界が現実になりつつあるテクノロジーが日々発明されたり、それを開発するスゴいベンチャー企業が出てきたりしています。そんなテクノロジーの中には、堅実女子のみなさんにも「すごいっ!」と興味を持ってもらえるモノもたくさんあるんじゃないか、そんな思いがあります。

……というわけで、これから「堅実女子×テクノロジー」で何が起きていくのかをお話していきたいと思います。

プロポーズを星空の下で。そこにテクノロジーが加わると……?

今回は「未来のサプライズプロポーズ」について

マイナビウエディングが2019年に全国の20~50歳の女性464人を対象に、「サプライズプロポーズ」についてのアンケート調査を実施しました。

そのアンケート調査によると、「プロポーズが定番だった、普通だった」と答えた方は49.8%、「サプライズなプロポーズだった」と答えた方は36.6%。さらに、サプライズプロポーズをされた方のうち、なんと88.3%が「サプライズなプロポーズをされて嬉しかった」と回答しています。

サプライズって、やっぱり嬉しいもの。だとしたら、彼からこんなサプライズプロポーズをしてもらうのはいかがでしょう? 

まずは「流れ星を見ながらのプロポーズ」。「いやいや、流れ星なんてそんなにタイミングよく見れないでしょ!?」。そう思った方に朗報があります。

流れ星は作り出せるんです

そう遠くない未来、人間が流れ星を作る時代がやってきます。日本の宇宙ベンチャー企業である株式会社ALE※1は、宇宙空間を飛行する人工衛星から人工的に流れ星を作り出すビジネスを構想しています。

人工衛星から地球に向かって、ある物質を放出。その物質が地球の大気圏に突入すると、大気との間に摩擦が起こり、物質が燃え始めるのです。その際に、物質がプラズマ状態となって発光。これが、地球からは流れ星のように見えるというわけです。

放出する物質を変えることで、流れ星の色をホワイト、ピンク、グリーン、ブルー、オレンジなど、希望の色にすることもできます。

彼があなたの大好きな色の流れ星を、思い出の場所で見ながらプロポーズ。最高のシチュエーションでしょう。

ALEは、現在まで2機の小型人工衛星の打ち上げを行っています。実用化して、私たちが人工流れ星のサービスを利用できる日もそう遠くないかもしれません。

※1 https://star-ale.com/

「愛してる」と空に描けたら……最高!

そしてもう一つのサプライズプロポーズは、「空に巨大なメッセージを表示させる」というもの。

ロシアの宇宙ベンチャー企業StartRocket※2は、宇宙空間に小型衛星を数十機から100機程度打ち上げて、衛星に取り付けた帆のようなものを広げることで、文字や文章を空に表示させる「The Orbital Display」というサービスを構想しています。

衛星を文字の形に配列させて、帆に太陽光の光を反射させることで、地上から文章として認識できる仕組み。衛星の姿勢を90度回転させることで、帆による反射の有無を調整できるとのこと。

文字だけでなく複雑な画像の表示も可能です。いまは、1日に3〜4個の企業広告の配信を想定しているとのことですが、実用化が進めば、一般の人向けのサービスが利用しやすい価格で出てくるかもしれません。

ふたりで星空を見ていると、突然、夜空に「結婚して下さい!」「愛してる!」の文字が。お相手の名前も一緒に。なんともロマンチックですよね。

宇宙時代のプロポーズは、こんなに壮大で胸キュンなんです。
※2 https://theorbitaldisplay.com/

壮大な空に自分たちだけのメッセージが!想像するだけで楽しい。

文/ 齊田興哉