大豆ミートという言葉を聞いたことがありますか? 名前の通り、大豆が原料のお肉です。ベジタリアンやヴィーガンの間ではすっかりおなじみですが、最近はバリエーションが増えて、スーパーの精肉売り場でも買えるようになってきました。ヘルシーさがウリの大豆ミートですが、どんな味がするのでしょう?
世界が注目する大豆ミート
大豆ミートは大豆から出来たお肉。今、世界から注目を浴びています。理由はもちろん、ヘルシー、低カロリー、ギルトフリーだからー!
世界が注目しているのは、大豆ミートに限りません。大豆以外の植物からできた植物肉、代替肉、人工肉……などなど、いろいろな呼び方がありますが、つまり牛や豚、鶏などの畜産肉ではないお肉です。
理由はヘルシーさだけではありません。牛や豚、鶏などの畜産は、環境への負荷がものすごく高いのです。畜産のためには大量の飼料、そのための土地も必要ですし、CO2の排出量も大量です。つまりサスティナブルの面からは厳しい現実があります。また、世界規模で見れば人口は増え続けています。その人口増に畜産肉の生産が追いつかないと予想されています。といった、実はかなり深刻な理由から、畜産肉に代わるお肉、「代替肉」のニーズが高まっているのです。
代替肉のなかで、もっとも多く流通しているのが大豆を使った大豆ミートです。日本では以前から「大豆は畑のお肉」と呼ばれていましたよね。
マクロビックやベジタリアン食材のメーカー、大手では味噌メーカーのマルコメは2015年から「ダイズラボ」ブランドで「大豆のお肉」を販売しています。そして昨年は、大塚食品「ゼロミート」、伊藤ハム「まるでお肉!」、ニッポンハムの「ナチュミート」などなど、大手食肉メーカーが続々と大豆ミート製品を発売。2020年は「大豆ミート元年」と呼ばれるほどです。
コロナ禍の影響で、ウチで食べる食事の栄養やカロリーに気を遣う人が増えたことも一因でしょう。



