ライフスタイル アニメ版『極主夫道』で主演。 朝ドラ『エール』の語りも話題となった津田健次郎を直撃!

朝ドラ『エール』のナレーションでお茶の間にそのイケメンボイスを響かせ、今年、第15回声優アワードで主演男優賞を受賞した津田健次郎さん。2021年4月8日(木)から全世界配信されるNetflixオリジナルアニメシリーズ『極主夫道』で、主人公である元極道で専業主夫の龍を演じます。昨年の実写テレビドラマでは第4話のナレーションを担当、コミック発売時の実写版PVでは主演&監督を務めるなど、さまざまなかたちで本作に関わってきた彼を直撃。素顔に迫りました。

アニメ版『極主夫道』主演の津田健次郎さん  PHOTO:堤博之

【プロフィール】
つだ・けんじろう 1971年6月11日生まれ、大阪府出身。1995年『H2』で声優デビュー。アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』、『テニスの王子様』シリーズ、『ゴールデンカムイ』、『無限の住人-IMMORTAL-』他、NHK連続テレビ小説『エール』(語り)、吹替え、CMMナレーションと多方面で活躍。舞台の作・演出、2019年には脚本も手がけた初監督映画『ドキュメンタ―テイメント AD-LIVE』を発表。WOWOW配信「アクターズ・ショート・フィルム」では短編『GET SET GO』を監督。

原作に忠実で、共感性の高いギャグコメディ

――もともと原作漫画のファンだったとか。龍という役へ如何に挑んだのですか?

「原作はまずコメディとして優秀で、登場人物のキャラクター性など、さまざまな要素があって理屈抜きに楽しめます。それで今回のアニメーションは、原作にかなり忠実。なので描かれたことをそのままのニュアンスでやれば、それだけで絶対に面白くなるだろう、余計な表現は必要ないと、わりとシンプルに演じました。龍は決して人を笑わそうとしているのではなく、彼自身は大真面目。だからこそ面白いわけで、コメディの鉄則に沿っていますよね」

――美味しいクッキーは焼けるのに、ロボット掃除機が原因で血だらけになってしまう龍をみて、器用か不器用かわからんな! と思ったのですが?

「はははは。不器用なんでしょうね、それでいて実直で。家事が得意なのは決して器用だからではなく、実直に積み上げて得たスキルだろうと思うんです。一生懸命で、真面目ですしね。それがたまに空回りしてワケのわからないことになると。そこもまた面白い部分のひとつです。一周しちゃってます」

――ご自身は、家事が得意ですか?

「まったくできないんですよねぇ、本当に苦手で。基本的にはなにもできないポンコツです」

――龍と美久の夫婦関係をどう思います?

「仲がよく、お互いを思いやっているところがいい。それも『極主夫道』の魅力のひとつです。おウチを見ると決してお金があり余っているわけではなさそうです。龍は買い物を安く済ませようと一生懸命だし、節約も日々がんばっている。彼らのなかでお金や贅沢に重きが置かれてなくて、節約するにも、それ自体を二人で最大限に楽しんでいるのが微笑ましいんです。そこに共感性があるだろうなと」

――その庶民派なところは、ご自身が監督&主演された原作の実写版PVでより感じました。

「アパートのロケハンにかなりこだわったんですよ。原作漫画から、部屋の図面まで描いて考えました。台所はここで、ご飯を食べるところがここ、この角度で冷蔵庫がこう描かれているということは……などと考えて。3~4軒あった候補のアパートをすべて見て選ばせて頂いたので、そうしたこだわりが伝わっているならうれしいですね」

――これから観る人に一言お願いします。

「原作にセリフの一言一句まで忠実というくらいなので、ファンの方の期待を裏切らないものになっているかなと。原作を知らない方にも、笑いのツボというのは人によって違うでしょうが、これはツボを選ばない作品です。笑い以外の部分、キャラクターや世界観の面白さなど、いずれかに気に入って頂ける要素が絶対にあるはず。プラスアルファ、Netflixで世界配信されるので、国境を越えて楽しんでいただける作品です」

――先ほど触れたYouTubeで公開された原作の実写版PVに寄せられたコメントは、海外のものが大半ですよね?

「僕もビックリしたんですよ。監督もしたのでコメント欄が気になって読ませていただくと海外の方の書き込みがとても多く、刺さるものがあったんだなと。その理由を自己分析したんですが、日本の極道って意外と海外の人には惹かれるものなのかなと」

――北野武監督の映画とか?

「そうなんです。しかも畳が出てきたり、キャラ弁など家事のやり方も独特ですしね」

ミシンだってお手のもの! な龍と、夫が元極道であることにも平常心な妻の美久。(c)おおのこうすけ/新潮社
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