ライフスタイル ショップ袋や空き缶を鉢に!?誰にでもできる“おいしいベランダ”の作り方を衣食住の達人が伝授

コロナ禍のステイホームで、多くの人が注目している家庭菜園。自宅の庭やベランダに、食べられる野菜や花を育ててみたいと思う人が増えています。でも、スペースはないし、土を買ってきたり、プランターを揃えたり、そもそも植物の世話自体が難しい……と二の足を踏んでいる人も少なくないはず。

高級食材サフランが手軽に育つ

「そんなことはないですよ、野菜の多くは、小さなコンテナ(プランターなど)でも栽培できます。庭がなくても“食べられる庭”は作れます」と言うのは、音楽家・アコーディオニストとして活躍する良原リエさん。良原さんは、インテリア、リメイクなどライフスタイルのすべてを表現活動にしている、衣食住の達人です。

そんな良原さんの新刊が『食べられる庭図鑑』(アノニマ・スタジオ)です。良原さんが、都心にある自宅の庭で育てた88品種の野菜や植物と、おススメの食べ方、レシピも紹介しています。

「タイトルに“庭”とありますが、ベランダでも十分できます。そもそも、我が家は賃貸ですから、庭を思いのままに改造しているわけではありません。もともとあった庭木の隙間に植えたり、コンテナもたくさん利用しています。食べられる植物を育ててみたいなあと思ったら、鉢をひとつ置けるスペースがあれば始められるんですよ」 (以下「」内・良原リエさん)

トマトソースの空きパックで育てたホウレンソウ。

豆苗からエンドウ豆ができる

『食べられる庭図鑑』のページをめくっていると、クレソン、葉ネギ、ルッコラ、バジルなどのハーブ類などから、ブドウやブラックベリーなど植えっぱなしの果実まで紹介。そのすべてに育てやすさ、虫がつきやすいかどうか、種をまく季節など、育て方のノウハウを解説。“今すぐ”始められるコツが紹介されています。

中でも注目なのは、高級食材・サフラン。よく知られるパエリアだけでなく、お茶やスープの楽しみ方も良原さんは提案しています。

「サフランは、球根から育てます。園芸店などで夏ごろから販売が始まり、日光が直接当たらない場所に明るい場所に置いておくだけでいいんです。秋になると、サフランは自分の球根の中にある栄養を使い芽を出します。花は紫色でとてもキレイですよ。花の中央から紐のような雄しべが3本伸びてきます。これが高級食材・サフランです」

どの植物も、保存方法や食べ方なども詳しく解説しています。いずれも、良原さんの経験に基づいた植物の育て方が書かれているので、“私にもできそう”と思えます。

「構える必要はないんです。スーパーで購入した野菜を、プランターに植え替えるだけでもOK。例えば、パック入りで販売されている豆苗。袋から出すと、底にびっしりとエンドウ豆が敷き詰められています。この豆を外して、空き容器に土を入れ、そこに植えて育ててみてもいいんです。やがて芽が出て美しい花が咲き、美味しそうな実がなりました」

クレソンや葉ネギなどをコップに差し、数日置いて根を生やしてから、土に植え替えると育っていくことも紹介されています。

豆苗は、エンドウの若菜。

ところで、土や道具はどうしたらいいのでしょうか……

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