ライフスタイル 夜更かしさんこそ良く見える「七夕」の星たち。でも七夕はなぜ7月7日なの?

梅雨空の合間に晴れ間がのぞくとうれしくなります。夜空も曇りがちになりますが、雲の晴れ間に星や月が見えるとなんとなくラッキーな気分に。もうすぐ七夕ですね。その前に夕暮れ時の金星にも注目ですよ。

スター1★夕暮れ時、金星と火星と、かに座の星団が接近中

説明: ENAHD:Users:ENA 1:Desktop:星空セラピ画像:2021年7月上旬:7/319時金星プレセペ.png
7月3日、19時頃の西の空。かに座の中に金星。かなり低空です。(画像:アストロガイドブラウザ2021/アストロアーツ)

夏至は過ぎましたが、まだまだ日の入りは19時ごろと日が長いです。今日も1日お疲れさまでした〜と、仕事が終わったら、夕暮れの西の空へ! 晴れていればまだ薄暮の残る時刻、ひときわ明るく光る星があったら、それが宵の明星、金星です。ただし、かなり低空にありますので、なるべく西の空が開けた場所で探してください。

チェックポイントは、金星の少し東寄りにもうひとつ赤い星がポツンと見えるかどうか。見えたらそれが火星です。

チェックポイントその2は、オペラグラスでもいいので双眼鏡かスコープを。金星に焦点を当ててください。この頃の金星はかに座の中にありますが、金星の周辺に、ぽつぽつぽつぽつ、星が見えたら、それはプレセペ星団です。プレセペ星団は夜、暗い場所で目の良い人ならボーッと星雲のように見える有名な星団です。ボーッとしているものが星雲ではなく、数え切れないほどの星の集まりであることを、はじめに知ったのはガリレオ・ガリレイでした。

かに座の中にあるプレセペ星団。暗い場所ならボーッと見えるかも。©Mick Hyde

ところでプレセペの意味ですが、これが奇妙なことにラテン語で「飼い葉桶」(かいばおけ)です。ギリシャでは、星団の両脇の星をつないで2頭のロバに、それが餌の入った桶に首を突っ込んでいる図に見立てた……ということですが、現代人の想像力が試されます……。

また、昔の中国では、プレセペ星団は「屍から立ち上るガスの塊」と呼ばれ、かに座は鬼宿(きしゅく)と呼ばれていました。鬼というのは霊魂のような意味でしたので、かに座がかたどる四角形は、人の霊魂の行き来する門のように見立てられていたようです。何かと地味なかに座ですが、なかなか幽遠な趣もありますね。

スター2★七夕はなぜ7月7日なの?

織姫=ベガと彦星=アルタイルが天の川をはさんで向き合う。(画像:アストロガイドブラウザ2021/アストロアーツ)

今年も七夕の季節がやってきます。願い事を書いた短冊を吊す、初夏の風物詩です。ところで、七夕はなぜ7月7日なのでしょうか?

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