ライフスタイル 一人暮らし女子におすすめ!ソロ活達人がコロナ禍にハマった絶品お取り寄せ4選

その昔、家には定期的に見覚えのないお煎餅や梅干しの箱が置いてあって、今思えばあれはお取り寄せであった。友達の家に行くと言うと、母が私に持たせるのは決まって謎のお煎餅だったのだ。もちろん、家に誰かが遊びに来ても謎のお煎餅が登場する。なぜ、ルマンドや歌舞伎揚げじゃないのだろう……と当時は釈然としない気持ちを抱えていたが、ようやくわかった。母はお取り寄せ好きだったのだ。

昨年、コロナ禍に置かれてめでたく、私の中に眠りしその遺伝子が開花することになる。外に出かけられず、お金の使いどころを失い、持て余したエネルギーの行き場は、お取り寄せだった。お取り寄せのサイトに登録し、買い物欲の赴くままにポチポチと購入。今では玄関先に段ボールや発泡スチロールが積み上がっていない日のほうが少ないくらいである。それでもコロナ禍の前よりもトータルの出費は控えめなあたり、これまで交通費と交際費と外食費に使っていた金額に驚く。

さて、そんな中でも、比較的挑戦しやすい価格帯でおすすめのお取り寄せをいくつかご紹介したい。

梅干しのセレクトショップのこだわり梅

「立ち喰い梅干し屋のまかない瓶」100g約900円~1700円。「はちみつ梅」「燻製梅」「みかん梅」など様々な種類が並び、サイトを見ているだけでも楽しい。

バンブーカットという会社がセレクトしている梅干しショップがあり、ここでは「すっぱい、やさしい、あまい、しょっぱい」のグラフを見ながら様々な梅干しの瓶詰めを買えるのだ。

例えば、「こんぶ梅」の場合は、「やさしい寄り」で「あまさ・しょっぱさは中間」に位置する。瓶には「酸味、旨み、塩分、香り、甘み」のパラメータが表示されていて、自分の好みに近そうな味の梅干しを選びやすくなっている。このサイト内で梅干しの味のデータを見ているだけでも楽しいし、いくつか買って瓶を並べてみてもかわいい。

味のデータの面白さだけでなく、「みかん梅」「燻製梅」「キムチ梅」といった変わり種もあるため、ちょっと新しいものを試してみたい冒険心がくすぐられるのもまたいい。

ちなみに東京ソラマチには実店舗もあり、そこでは一粒ずつ味見をしながら購入できる。

パリパリすぎる海苔

左は「有明育ち(塩のり)」 、右は「贅沢三昧(焼のり)」。
各 216 円(税込)

梅を紹介した後に海苔という、なんとも渋いチョイスになってしまったが、まあ聞いてほしい。福岡のマルホショップの海苔が、それはもうパリパリなのである。開封してしばらく置いておいてもしばらくはパリパリしていて、なかなかふにゃふにゃにならない。

私は2切5枚(板のり2.5枚)で200円の安いものを購入したが、実はこのお店の海苔にはさらにグレードの高いものがある。なんと板のり8枚入りで1700円! 200円のものでも充分おいしいのに、これ以上のものがあるとはなんということか。この最高級の海苔もいつか挑戦してみたいと狙っている。

コクうま絶品酢醤油

「酢しょうゆ」1ℓ 988円(税込)、1.8ℓ 1,296円(税込)

ある居酒屋で飲んでいたときのこと。鶏のつみれのタレとして使われていたのがこの酢醤油だった。これがもう、目玉が飛び出るほどおいしい。あまりのおいしさに、つみれを食べ終わった後にこのタレだけ箸につけて何度も舐めてしまったくらいである。この酢醤油には根こんぶが使われていて、根こんぶが丸ごとボトルの中に浸かっているのだ。昆布の旨味が染み出して、とんでもなくコクのある酢醤油に仕上がっている。

ただ、一番小さいサイズでも1リットルなので、ご家庭で使うのは想定されていないような気もする。私はというと、間違えて明らかに業務用の1.8リットルのものを買ってしまったため、餃子をはじめとして、なんでもかんでもこの酢醬油をかけて食べている。おいしい。

謎のリキュール

「ジャパニーズビターズ 旨味」100ml 2780円(税抜)。

この少し怪しげなボトルは、お酒である。裏面を見ると、ちゃんと「リキュール」と書いてある。

裏面には「リキュール」の文字。

なんとこちら、スポイトで出して使う。

スポイトになっているので、これで少量垂らす。

あるお鮨屋さんに行った際、シメとしてお出汁にこのリキュールを混ぜたものを出され、衝撃のあまりその場で検索して購入してしまった。

ハイボール、ジントニック、ビールなどに少量混ぜて飲むのがいいとされているらしいが、個人的にはお味噌汁に一滴か二滴ほど垂らすのがオススメ。普通のお味噌汁に旨みがギュンギュン追加され、おいしさが倍増するのである。お味噌汁に限らず、和食系の出汁料理にはなんでも合うのではないかと思う。

お取り寄せは楽しい。まだ見ぬグルメの発掘と発見、そして家でできる最大級のおいしさの体験を求めて、私は今日も玄関に段ボールを積み上げる。

文/朝井麻由美

朝井麻由美
ライター・コラムニスト。著書『ソロ活女子のススメ』(大和書房)が2021年4月にテレビ東京で連続ドラマ化。他に『「ぼっち」の歩き方』(PHP研究所)、『ひとりっ子の頭ん中』(KADOKAWA)。「二軒目どうする?」(テレビ東京系)準レギュラー出演中。ひとりでの行動を「ソロ活」と称し、ひとりスイカ割り、ひとりバーベキュー、ひとり流しそうめん、ひとりナイトプールなど様々なことをひとりで楽しむ。趣味は食べ歩きとゲーム。
https://twitter.com/moyomoyomoyo