ライフスタイル 2年ぶり!夏の風物詩・ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段 2021」が開催

2021年7月3日(土)から9月26日(日)まで、東京都目黒区にあるホテル雅叙園東京で「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」が開催されています。百段階段で開催される「和のあかり」はホテル雅叙園東京の夏の風物詩ですが、今回は2年ぶり。2021年、新たな想いとともに開催されたフォトジェニックな和のイルミネーションをご紹介します。

幻想的すぎる……!ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」

東京都指定有形文化財「百段階段」。

ホテル雅叙園東京の「百段階段」は1935年に建造され、東京都有形文化財にも指定されている木造建築。7つの旧宴会場が99段の階段廊下で繋がっており、時期を変えてさまざまなイベントが開催されています。

「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」。

「和のあかり×百段階段 2021」のテーマは「ニッポンのあかり、未来のひかり」。日本各地のさまざまな「あかり」にまつわるアートが集結し、歴史ある百段階段を美しく彩っています。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまった本イベント。2021年は感染症対策を徹底し、一から企画を練り直して開催に至りました。「日本と未来にひかりを」という願いを込めた幻想的な和のイルミネーションは、訪れるひとの心も明るく照らしてくれます。

エレベーターを降りた瞬間から美しい。和のひかりが織りなす芸術

中野形染工場とハナブサデザインによる「籠染灯籠」。

「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」には日本全国から32もの作家・工房などが出展。ホテル雅叙園東京の螺鈿細工で輝くエレベーターで百段階段の入り口に向かい、降りた瞬間に目に入るのは浴衣の和柄模様が浮かび上がる「籠染灯籠」。越谷の中野形染工場とハナブサデザインによる作品です。

伏谷商店「名古屋提灯」。

百段階段へと続くプロムナードを彩るのは、伏谷商店の「名古屋提灯」。現代にもあうモダンなデザインの提灯で、次の展示への期待が膨らむひかりの通路となっています。

展示とともにこだわっているのが「音楽」。サウンドクリエイターのヨダタケシさんが制作した企画展オリジナルBGMが流れ、「入り口から頂上まで来場者が主人公となり幻想世界を旅して、明日へのひかりを感じてほしい」という想いが込められています。

光に目を奪われ、風鈴の音に癒される。幻想的な7つの部屋

十畝の間「癒しの森」。

百段階段の1つ目の部屋「十畝の間」のテーマは「癒しの森」。折り紙作家・布施知子さんと照明デザイナー・阿曾正彦さんが手がける紙の彫刻「ORITERASU」が、ひかりの森をつくりあげています。日本画家「荒木十畝」の天井画とのコラボレーションにもご注目。

七夕の空間アートで彩られる「漁樵の間」。

2つ目の部屋「漁樵の間」のテーマは「七夕とかぐや姫」。熊本のライトアップイベント「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」で使用されている和傘が幻想的で、床の間にはかんざし作家・榮さんがかぐや姫をテーマに創作した「蓬莱の枝」も展示されています。来場者は願いを込めて、短冊を書くことも可能。

「草丘の間」で五つの風鈴をいけばなで彩った大塚理航さん。

3つ目の部屋「草丘の間」のテーマは「風のあかり」。岩手、東京、神奈川、富山、兵庫の日本を代表する5つの風鈴が美しい音色を奏で、オリジナルアロマとともに涼やかな夏を演出しています。

空間をいけばなで彩ったのは、いけばな 古流かたばみ会の大塚理航さん。風鈴を花に見立て、夜の竹林に迷い込んだようなインスタレーション作品を作り上げています。

静水の間「ガラスのあかり」。

4つ目の部屋「静水の間」のテーマは「ガラスのあかり」。沖縄の琉球ガラスをはじめとして全国各地のガラス工芸が、重厚感のある部屋に透明感をもたらしています。ひかりをまとい煌めくガラスは高い技術が用いられ、近くに寄って隅々まで鑑賞したいものばかりです。

星光の間「紙のあかり」。

5つ目の部屋「星光の間」のテーマは「紙のあかり」。山形県出身の月山和紙あかり作家・せいのまゆみさんの作品など、紙を素材としたあかりが部屋を優しく照らします。中心には京都「洛中髙岡屋」の正座で座る「おじゃみ座布団」が置かれ、作品を鑑賞しながらくつろぐこともできるお部屋です。

清方の間「木のあかり、土のあかり」。

6つ目の部屋「清方の間」のテーマは「木のあかり、土のあかり」。木材を使った作品や陶芸作品が並び、作品から漏れるひかりを堪能できます。無数の竹ひごで制作された照明作家・谷俊幸さんの「Sen Lamp」は圧巻。床の間を竹のぬくもりとともに陰陽の線で印象づけます。

頂上の間「金魚のあかり」。

7つ目の部屋「頂上の間」のテーマは「金魚のあかり」。山口県「柳井金魚ちょうちん祭り」で使用される「金魚ちょうちん」がずらりと並べられ、とてもフォトジェニックな空間になっています!浴衣で訪れ、金魚ちょうちんを手に持って撮影すれば、夏らしい思い出の1枚に。

☆☆☆

幻想的な和のイルミネーションを楽しめる「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」。料金は当日券・一般1,200円(税込)、学生600円(税込)、未就学児無料です。こだわって撮影したい人向けに、定員制限を設けたスペシャルチケット(税込2,500円)も日にち限定、数量限定で販売中。未来へとあかりを照らすイベントで、非日常感のある夏のひとときを過ごしてみてくださいね。

・ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段 2021~ニッポンのあかり、未来のひかり~」
開催期間:開催中〜2021年9月26日(日)
開催時間:11:30〜18:00(最終入館 17:30)
※土曜日及び、7月22日・23日・8月8日〜13日・9月19日は20:00まで(最終入館 19:30)
※8月21日は17:00まで(最終入館 16:30)
会場:ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」
URL:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/wanoakari2021

取材・文/小浜みゆ