ライフスタイル 創業の地で中川政七商店の原点に触れる!奈良・鹿猿狐ビルヂングに行ってきた

江戸時代中期に奈良で創業した中川政七商店は、約300年に渡り、麻織物「奈良晒」の問屋としてその歴史を刻んできました。日本の伝統的な工芸をベースにした生活雑貨を作りつづけ、2000年代に入って直営店の出店を加速。伝統の技術や素材を使いながらも現代のライフスタイルに沿ったオリジナルブランドの開発を行い、ものを愛で、その世界観を理解してくれるファンを増やしていきます。

さらに、その過程で得た知見を中川政七商店と同様に工芸文化を支える日本各地の企業やブランド支援のコンサルティングを行うことで広める活動も行ってきました。

この春にはその原点に立ち返り、小売の1号店を出店した奈良市において自社や工芸の成長だけでなく、まちづくりによる地域活性化の拠点となる複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」を2021年4月14日にオープンしました。

奈良駅から5分程度、興福寺のすぐ近くに鹿猿狐ビルヂングはオープン。
路地に3階までの建物となると圧迫感を感じるかと思いきや、ガラス張りで空が映って逆に路地を広く感じるほど。
お向かいには昔ながらの建物があったり、防空壕跡も活用した古民家カフェがあるなど、新旧が同居した店舗が集まる注目のエリアになっているようです。

広報の佐藤菜摘さんによると、もともと築130年の本店があったところには蔵もあり、また周囲の土地を譲っていただけたなどの縁もあり、本店とゆるく繋がりのある形での新しいビルの建設が実現したといいます。

ここでしか買えない作家ものも販売

ビルの1階には、奈良初出店となる猿田彦珈琲と、代々木上原にある人気店「sio」によるすき焼きを中心にしたレストラン「㐂つね」も出店。中川政七商店としては初の複合商業施設となっています。

新たにオープンした「中川政七商店 奈良本店」は、こちらの1階の一部と2階に出店。1階の入り口すぐの場所には、奈良を訪れた記念となるような、奈良在住の作家や工房による作家性の高い工芸品や生活道具など、少しクラスアップしたアイテムが並んでいます。例えば、陶器、木工品、かや織など。また、そんなものづくりの町に住み、創作活動を行う作品たち。歴史と生活が混じり合う町を訪れた人にこそ見てほしい、木や土の素材感を生かした作品にきっと魅了されるはず。

尾形アツシ氏による角皿 ¥4400~(税込)
吉野杉のトレイ  ¥9350(税込)
鹿コロコロ ¥3300(税込)
お馴染みの花ふきんも、実は奈良で作られています。

定番のふきんやおみくじの限定品も鹿・猿・狐

中川政七商店では、全国の店舗のエリアごとにその地域にちなんだ限定商品を販売していますが、こちらでは中川政七商店の「鹿」、猿田彦珈琲の「猿」、㐂 つねの「狐」の3匹が集う「鹿猿狐ビルヂング」の限定品として、鹿猿狐をモチーフにした記念となるような暮らしの道具を販売しています。そのラインナップはお馴染みのふきんから旅のお土産の定番のお菓子や置物まで、幅広いもの。

鹿猿狐みくじ  ¥495(税込)
奈良酒ボンボン ¥1944 (税込)
赤膚焼の小皿 ¥4400 (税込)
味や素材の良さはもちろん、レトロ調のパッケージもたまらない食品類はちょっと荷物になっても買って帰りたくなるはず。
1 2