ライフスタイル あの謎肉がス、スイーツに!京王プラザホテル×カップヌードルコラボ食べてみた

コロナ禍の影響を受けている業界は多数ありますが、ホテルもそのひとつ。各ホテルが、知恵とアイデアを絞ったさまざまな企画にチャレンジしています。

なかでも度肝を抜かれたのが「京王プラザホテル×カップヌードル 50周年記念コラボ」企画。

今年、開業50周年を迎える京王プラザホテルと、同じく発売50周年を迎える日清食品のカップヌードルとが、異業種のコラボ……50周年を迎えた同士、新宿に本社がある同士……と美しい共通項はあるものの、ホテルの食事とカップヌードルって無理ありすぎでは……? カップヌードルは食材というより、完結したいわばひとつの「料理」。それをどうアレンジするの……? と、疑問がわきすぎたので、いてもたってもいられず訪問してみました!

繊細な日本料理とカップヌードル感の絶妙バランス

「カップヌードル御膳」 3,800円(税込)※奥に並んだカップヌードル2個は飾りとして置いています

まずは2階にある和食<かがり>で提供している「カップヌードル御膳」にご対面。一見、小鉢がたくさん並んだ美しい御膳……ですが、おひつに巻かれた“カップヌードル”の紙がただの御膳ではない雰囲気を漂わせています。

お店の方によると、和食らしさを保ちつつカップヌードルを存在感をどのような形で出すか苦労したそう。食感を強調することで、食べているときの面白さも感じられるようにしたとか。

右上の「銀鱈味噌焼き~カップヌードル 味噌を使って~」は、<かがり>の西京味噌焼きとカップヌードルの味のコラボを目指してつくられたもの。

ひと口食べると、うん、味噌焼きなのですが、それだけではない、独特の甘みのような後味を感じます。

なんとカップヌードルのカップ内に散りばめられた粉末スープをザルでこして取り出し、砂糖や白みそを加え、カップヌードルを茹でた汁で伸ばすという手間をかけてつくられた味噌を開発。そこに銀鱈を3日間漬け込んでいるという、手間だけでなく時間もかけてつくられています……!

使わなかった謎肉やキャベツなどの具材を使い、焼き上げて固めた「謎肉寄せ」は、美しい断面に日本料理らしい繊細さを感じさせつつ、カップヌードル具材の味もしっかり感じられます。

あっ、冒頭からこの調子だと、記事の長さが膨大になってしまう…! 次は左上の「カップヌードルの謎肉射込みさつま揚げ」のご紹介です。

射込みというのは、日本料理で詰め物をするときに使う言葉で、こちらでは謎肉が詰められています。

謎肉というのは、カップヌードルの人気具材「味付豚ミンチ」の愛称のことで。豚肉、大豆由来の原料に野菜などを混ぜて味付けしたもの。今回のコラボレーションでも多用されています!

魚のすり身をカップヌードルのス―プでのばし、具材とヌードルを加えたさつま揚げの中に、謎肉の塩分とサクサクという触感がアクセントに。さらに表面には砕いたヌードルをつけて揚げているので、ポリポリ感も加わり、口の中が楽しいコラボレーションを堪能しました。

メインともいえる「炊き込みご飯~カップヌードル~」にいよいよご対面!

カップヌードルと並べてみました。謎肉、エビ、スクランブルエッグ……どう見てもこれはカップヌードル……!

カップヌードルの具材と米を、<かがり>伝統の鰹出汁で炊いた、上品な炊き込みご飯をベースに、具材が口に入ると、カップヌードル感が感じられ、ニヤッとしまいます。でも合わせて食べると不思議とマッチ。

見覚えのある具!

さらに砕いたカップヌードルや佐賀海苔、白ごまを混ぜたふりかけで、味変することが可能。このヌードルふりかけをかけたあとに、少し蒸らしてからいただくと、ヌードル“らしさ”がよりアップするお楽しみも。


“味変”できる心憎い演出も

繊細な日本料理とカップヌードルという、コラボの中でも難しそうな組み合わせでしたが、カップヌードル感を、食感や味のアクセントとして際立たせつつも、最終的には日本料理に落とし込んでいるところに、ホテルの矜持が感じられ。

その絶妙なバランス感のせめぎあいを、舌で確認しながら食べるのが正解だなと思いました。

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