ライフスタイル 夏本番!眠れない夜更けは、月と木星とペガススを眺めて

いよいよ真夏到来の地域も多いでしょう。今年も暑そうですね。ちょっと涼しくなる夜更けには夜空を見上げて! 月と惑星、ペガスス座の共演が楽しめます。

スター1★満月と土星が大接近

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7月23日〜27日の23時ごろの南東の空。月が土星、木星と接近します。(画像:国立天文台)

7月の満月は24日です。月の出は19時半ごろ。ほとんど一緒に土星も昇ってきます。上の図は23時ごろの南東の空ですが、24日は満月の上に土星がいます。明るい月に土星がお伴のように見えます。

翌日25日、月は木星の方へ近づきます。25日の月もまだまだ丸く明るいです。木星も明るく、豪華2点セットです。

7月の満月は、アメリカ大陸のネイティブアメリカンはBuck Moon(バックムーン)と呼んでいたそうです。Buckとは牡鹿のこと。牡鹿の角は毎年春に落ちて生え替わります。新しい角は、はじめは毛皮にくるまれていますが、その毛皮がむけて角が出てくるのが7月頃だからだそうです。もっとも地域によって生え替わりの時期は違いますし、諸説ありますが。

ところで鹿をかたどった星座はありません。夜空を飾る鹿は7月のバックムーンぐらいかもしれません。なので7月の満月は、ウサギではなく牡鹿の角を探してみましょう。

スター2★夜ふけに駆け上るペガススを見つけて

ペガスス座をご存知ですか? 名前は有名ですが、夜空で見たことはないという人も多いのではないでしょうか。天馬ペガススは秋の代表的な星座のひとつです。天高く昇ったペガススもステキですが、おすすめは、夏の深夜、東の空から駆け上ってくるペガスス座です。

クイズです。天馬ペガススはどこにいるでしょう?

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7月28日午前0時ごろの南東の空。(画像:アストロガイドブラウザ2021/アストロアーツ)

ペガスス座は2等星が2つあるだけで、町中ではすぐわかるほど目立つ星座ではありません。

しかし7月下旬はラッキーなことに、木星が近くにいて探しやすくなっています。木星の左上(東側)に注目してみてください。平行四辺形が見えませんか?

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7月28日午前0時ごろのペガスス座の周辺。(画像:アストロガイドブラウザ2021/アストロアーツ)

昇りはじめのペガスス座はひっくり返って見えますが、頭と前脚まで線でつながる均整の取れた星座です。隣のみずがめ座の水瓶が頭にぶつかっていたり、うお座の魚が背中に飛び乗っていたりと、なかなか密な夜空です。

もっと遅い時間に昇ってくるペルセウス座の勇士ペルセウスが、蛇の髪をもつ化け物女メドゥサの首を切り落としたとき、ほとばしり出た血から生まれたのがペガススです。なのでペガススは星座絵にあるような白い馬ではなく、赤毛の馬かもしれません。

眠れない夜は東の夜空を眺めて、月と木星、土星、駆け上るペガススとお過ごしくださいZzz.

*文中の時間や星図は東京の国立天文台を基準にしたものです。

文/佐藤恵菜