毎年「記録的な暑さ」が更新されるなか、外出時には少しでも涼しさを感じたいもの。
帽子や日傘、ネックファン、ハンディファン、冷却タオル……などなど暑さ対策グッズはいろいろありますが、画期的なアイテムがこちら。
ソニーから発売されているウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET 2」です。

このガジェットはスマホアプリで操作することで、接触部分を冷やしたり温めたりするもの。
専用のウェアに装着する想定で開発されたものですが、ウェアは現在、男性用のみの展開。別売り専用バンドを装着することで、女性でも使いやすくなりました! 実際に暑い日に使用してみたレビューをご紹介します。
準備は簡単、専用バンドにつけてアプリをDLするだけ

本体と専用バンドを合体させると、ガジェット側の準備は完了。

畳んだ状態のときはぺたんこで収納しやすく、ネックバンド部分を起こして使います。

後ろ側のステンレススティールのプレートが首の後ろに密着することで、冷やしたり温めたりする仕組みです。

「REON POCKET」アプリをダウンロードすると、Bluetooth通信でコントローラーとして使えるようになります。
冷たさ(COOL)・暖かさ(WARM)は4段階で調節することができ、一番強いレベル4の「COOL」の場合は充電池持続時間は約1時間、「WARM」の場合は約2時間です。 付属している USB Type-Cの充電ケーブルで、約2.5時間でフル充電が完了します。
温度レベルの調整は、手動で設定もできますが、本体内部や冷温部の温度、着用者の行動を感知して、自動で適切なレベルに調節してくれるオートモードや、冷却モードを上下させて冷たさを感じやすくさせるウエーブモードが備わりおまかせしちゃうのもアリ!
お好みのこだわりパターンがある場合は、マイモードとして登録することで、いつでもその設定で使うことができます。
さらに「REON POCKET 2」のもうひとつの機能、ファンの強さもアプリで設定可能。
ファンというのは、「COOL」機能を使用時のみ使えるもので、本体の下から空気を取り込み、排熱効果を高めるもの。これ自体で涼しい風を感じるというよりは、冷却効果を維持するための機能といったところです。

試しに着用してみると、ネックバンドが良い感じに首に優しく沿うため、暑い中でもうっとおしさを感じず、ステンレス部分はしっかりフィットしていました。
炎天下に“清涼感”を持ち歩く快適さ
さっそく外出してみました。連日うだるような炎天下で、強い直射日光はあたるだけで疲れてしまいます。

ところが一か所、ひやっとしている部分があるだけで、不思議なほど元気が出るんですね。
扇風機などで常温の風にあたったときの涼しさとはまったく違う感覚で、体全体を冷やすことはまではできなくとも、ほてった体の熱を吸収してくれているのがわかるんです。
ここで夏の定番、マンダム 「ハッピーデオ」のフェイスシートとボディシートを取り出します。



こうして一度に両方並べたのは初めてですが、ボディシートとフェイスシート、大きさだけでなくシートの繊維の細かさも、それぞれにフィットするよう変えてあるんですね。新発見。

顔や首回り、腕の内側などをふきふき……。
シートで汗やべたつきをとり、クール感が残ったところに「REON POCKET 2」をオンすると……控えめに言って最高すぎ。 ひんやりの相乗効果っていうんですか???
炎天下では帽子や日傘が必須ですが、さらに「REON POCKET 2」と「ハッピーデオ」のシートがあれば、かなりの助けになるはず。

リュック派にうれしいポイントとしては、首回りにうまく収まるので、リュックのショルダーベルト部分に干渉しないこと。

腕や首も動かしやすいので、ゴルファーなど、アウトドアで行うスポーツ愛好家にファンが多いのもうなずけますね。
夏には涼しく、冬には暖かく、さり気なく寄り添ってくれる「REON POCKET2」。バッグに入れておいても邪魔にならないので、外出が多い方におすすめです!
ソニー REON POCKET2
https://reonpocket.sony.co.jp/reonpocket2/
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取材・文/nenko