ライフスタイル 「やさしくない仕掛け」で、パラアスリートの超絶プレーが実感できる特別展に行ってきた

車いすを操作し、7つの競技写真を鑑賞

競技によって車いすの形が異なります。

一般的な車いすと違い競技用の車いすは、ブレーキになるものがなく、乗り降りするときにも動くため、一人で乗るのがむずかしかったです。また、車輪がハの字に広がっているので、片方の手に力が入ってしまうと、くるくる回ってしまいます。両手の力に気を配りながら、展示ルートに入ります。

ジグザクに進む車いすテニスの展示からスタート。

まずは、まっすぐ進めない展示「車いすテニス」のエリア。いつもと見える視界が違うことに気づき、次は、まっすぐでないルートに車いす操作に気を取られます。パラアスリートが、自在に車いすを操っていることにまず驚きました。

パネルを開けると答えが書かれていました。

離れすぎている展示「車いすフェンシング」では、剣を持ってパネルをひっくり返すとクイズの答えがわかるという体験型展示。ラインぎりぎりからでも剣が届かず、一番近いと思われるパネルをようやく1枚開けられました。車いすの上で、もっとカラダを乗り出しても大丈夫と言われましたが、倒れるかもしれないという恐怖心から、それ以上乗り出すことができませんでした。遠すぎる展示「アーチェリー」は、あまりにも遠すぎて、的の写真が撮れずでした。

壁に激突中ではなく、扉を押しているところです。

重すぎる扉のさきにある展示「車いすラグビー」は、車いすごと体当たりして扉を開けて進むのですが、かなり重い。試合もかなりぶつかり合っているため、こんなものではないのでしょうが、片手を車いすから離すと、くるくる回ってしまうため膝で押し、結局スタッフの力を借りて、扉から脱出しました。

3ポイントシュートをきめた気分に。

届かない展示「卓球」と、高すぎる展示「車いすバスケットボール」は、すべてが遠すぎ。目線の高さが変わることだけで、これだけ見えている世界が違うことを体験できました。

最後に、速すぎる展示「陸上競技」で、車いすを乗り換え、チャレンジ。速さを競う車いすは、まったく違う操作感覚でした。車いすでの鑑賞という今までにない体験ができる特別展でしたが、車いす生活が大変だということや、パラアスリートを応援しようという目的だけではなく、その先にあるもの、それを考え、行動を変えるきっかけにしてほしいとの思いが込められていました。では、どんなところから変えていけばいいのか。そんなヒントが根木さんのお話のなかにありました。

1 2 3