8月は増加に歯止めがかからなかった新型コロナウイルスの感染者数。9月に入って少しずつ減少傾向が見えてきましたが、まだまだ予断は許さない状態です。ただこれから若い世代へのワクチン接種が進むことで進展も期待されますし、政府はワクチン接種を公的に証明する「ワクチンパスポート」を発行する方針を決定。
経団連はワクチンパスポートを国内イベントの参加や飲食店への入場・入店に活用するよう求めています。とはいえ本当に近い将来どのくらい、ワクチン接種によって自由にイベントに参加したり、大勢で飲食を楽しめるようになるのでしょうか?
「ワクチン接種でリベンジ消費が加速する」と回答した人は約2割にとどまる
CCCマーケティング株式会社は18~69歳の男女を対象にインターネット上での意識調査「リベンジ消費に関するアンケート調査」を実施。リベンジ消費とはコロナ禍の影響で、これまで抑えていた分を取り戻す消費意欲のこと。ワクチン接種が進むことにより、全世界でその期待が高まりつつあるようです。
では果たして、日本でこの先リベンジ消費はどのくらい期待されるのでしょか?同調査では「今後、あなた自身は新型コロナウイルスの影響が出る前の消費傾向に戻ると思いますか?」と質問。結果は次の通りとなりました。

「影響が出る前よりも消費傾向が高まると思う」という、いわゆるリベンジ消費の影響をうけると回答した人は23.2%。一番多かった意見は「影響が出る前と変わらないと思う」で51.0%となっており、むしろ「影響が出る前よりも消費傾向が下がると思う」という人も25.8%いました。リベンジ消費への期待感は、現時点ではまだどちらとも言えない状況であるといえそうです。
