ライフスタイル Q-pot.デザイナー・ワカマツ タダアキさんインタビュー「キャラクターの“命”を見極めるのがデザイナーの仕事」

スイーツアクセサリーを生み出したオリジネーターであるアクセサリーブランド「Q-pot.(キューポット)」。

さまざまなコンテンツとのコラボレーションも精力的に行い、新たな魅力を発信し続けている同ブランドが、今度は世界的アーティストである、Poppy(ポッピー)とコラボレーションした「Q-pot.×Poppy」コレクションを発表!

Poppyは2021年グラミー賞・ベスト・メタル・パフォーマンスにノミネートされ、次世代のポップアイコンとの呼び声も高いアーティスト。このコラボが実現した経緯やものづくりの過程、そして今年はブランド19周年を迎え、来年は20周年となるQ-pot.について、改めて思うことなどをデザイナーのワカマツ タダアキさんに伺いました。

Q-pot. デザイナー・ワカマツ タダアキさん

―Poppyさんとのコラボレーションはどんなきっかけからスタートしましたか?

「LAにミュージシャンの友人がいて、彼らから『Q-pot.と合いそうな女の子がいるよ』とPoppyちゃんのことを紹介してもらったのが始まりです。

そこから彼女と話すうちに、日本のファッションや原宿のカルチャーに影響を受けていたことや、日本でも活動をしていきたいとの想いから、日本語もずっと勉強されていることがわかりました。そしてQ-pot.のことも知ってくれていて、好きだともおっしゃってくれたので、それはぜひ一緒にやりましょうと話がまとまっていきました。

そしてお互い会いに行き来しようかという話をしているうちにコロナ禍に突入してしまい。それでも日本に来ると言い続けてくれていたのですが、緊急事態宣言などが出始めて…という状況で今に至ります」(ワカマツさん 以下同)

―これまでのQ-pot.のコラボレーションは、コンテンツを扱うことが多かったように感じます。アーティストというか人間とのコラボレーションは珍しいですよね。違いはありましたか?

「確かにそうかもしれません。でも、Poppyちゃん自体がキャラクター化されているというか、セルフプロデュース力がすごくて。すべて自分で曲を書いたり、プライベートな部分は絶対に出さないとか、プロフェッショナルなんですね。なので“人間とコラボレーションした”というよりも、アイコン的に捉えていたので、今までのコンテンツのキャラクターとのコラボレーションとあまり変わらない感覚で捉えることができました」

―結局、コロナ禍に突入してすべてのクリエイティブをオンラインで完結されたとのことですが、オンラインでの共同のものづくりはいかがでしたか?

「Poppyちゃんとは初めてのコラボだったので、『Poppyちゃんの解体新書』というテーマで、パーツごとに解体するようなイメージでつくりました。たとえばケーキに見立てた脳を試食することで、Poppyちゃんの感性がつまった脳はどんな味なのかな、という感じです。

始めは、僕がPoppyちゃんのイメージから起こしたデザインラフを見せたところ、『すごくいい』って言ってくれて。感性のシンクロ率みたいなのも高かったのもあって、全体的にとてもスムーズにいきましたね。

本当に毎週のようにZoomで会議をして『今、ここまでできてるよ』とか『ここはこうしたいんだけどどう?』というように投げかけたりして、Poppyちゃんも『もっとこうしたい』ということは、かなりしっかり言ってくれるほうなので、こまめなやり取りで細かく軌道修正ができ、好みを掴みやすかったように思います。

そしてZoom中に、彼女が飼っている猫が画面に映り込んだりして、じゃあ、その子もコレクションにいれちゃおうか…という感じでどんどん話が盛り上がったりしたのも、リモートならではの展開でした。」

偶然から生まれた、脳みそが見えている猫のネックレス(奥)。左からPoppy/ノウミソケーキ バッグチャーム 9,900円、Poppy/キャットブレイン ネックレス 15,400円、Poppy/アップル&ブレイン ピアス(ペア)12,100円、Poppy/アップルブレイン ネックレス 14,300円、Poppy/ネイル リング (ブラック×アンティークシルバー)12,100円、Poppy/トゥース ピアス (アンティ―クシルバー) 5,500円(税込)

―コロナ禍前のコラボレーションのときはどんな流れで作業されていたんですか?

「流れとしては、だいたい1回お会いして、やりたいイメージや方向性をどんな感じで持っているかを聞いてから、こちらでけっこう作りこんだものをプレゼンすることが多いので、やわらかい段階から、ちょこちょこ相手の意思を確認しながらつくれたのは、新しい経験でしたね。」

―ワカマツさんはアーティストの中でも“素材の声をよく聴く”シェフ的なところがありますね。

「そうかもしれませんね。今回は素材の声を、すごく聴けたので、とても良いコラボレーションになったと思います。」

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