ライフスタイル 今宵は老舗クラフトビールでかんぱ~い♪「常陸野ネストビール」4種飲み比べてみた

ビールのおいしい秋がやってきましたね。味はもちろんですが、見ているだけでも楽しい動物ラベルのクラフトビールをご紹介したいと思います。今回は日本のクラフトビール界のロングセラー「常陸野ネストビール」のフクロウラベルです。

常陸野(ひたちの)ネストビール。左から「ホワイトエール」「セッションIPA」「ラガー」「モザイクホップラガー」。ホーホーホッホッ。

鴻巣で生まれたビールのシンボルがフクロウのわけ

常陸野ネストビールはクラフトビールファンでは知らない人がいないほどのロングセラー。著名なビアコンクールでいくつもの賞を受賞、海外のビールファンにも知られた存在です。

醸造しているのは茨城県那珂市の木内酒造です。こちら1823年創業の日本酒の老舗です。もうすぐ200周年です。1823年といえば江戸時代、シーボルトが来日した年です!

そんな歴史ある酒造所で「常陸野ネストビール」が生まれたのは1996年。日本で小規模なビール生産ができるように規制緩和されたのが1994年、このとき地ビール解禁と呼ばれましたが、そのわずか2年後のことでした。というわけで、日本有数の老舗クラフトビールなのです。

さて、その常陸野ネストビールのシンボルはフクロウ。ラベルには真っ直ぐこちらを見つめる赤いフクロウが。

木内酒造の所在地は茨城県那珂市( なかし) 鴻巣(こうのす)。町の名からするとコウノトリがイメージされますが、なぜフクロウ? 200年つづく酒蔵に棲みついた主でしょうか。それとも畑を荒らすネズミやモグラを食べ、農耕の神とされていたフクロウは、酒造りの守り神としても大事にされていたのでしょうか。

木内酒造の渡邊理沙さんにフクロウの由来をうかがいました。

「ロゴマークの作成にあたっては当社の副社長が知り合いの方にデザインをお願いしました。その方が描いてくださったのがフクロウだったのです。コウノトリのデザイン案もありました。ただ、コウノトリは日本では幸せを運ぶということでいいイメージをもたれますが、一部の海外では悪い意味をもつ国もあります。 もともとビール事業に乗り出す当初から輸出を意識していたため海外でもイメージの良いものにしようと考え、フクロウにいたしました」

実際、今ではニューヨークやシンガポールなど各地のバーから、この赤いフクロウの目撃情報が寄せられています。

さて、あらためてフクロウって不思議な鳥です。最近、町中にフクロウカフェがちらほら見られ、ペットに飼う人もいるほどですが、多くの人はあまりちゃんと見たことがないのではないでしょうか?

よく見ると、顔がハート型です。平たい顔に目が2つ、正面を向いて並んでいるのが特徴です。夜行性で夜目が利くことから「見通しがよい」と縁起がいい鳥とされ、幸運の鳥と呼ばれることもあります。またギリシャの時代には智恵の女神アテナの遣いがフクロウだったそうで、智恵の象徴ともされています。たしかにフクロウには賢そうなイメージがあります。

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