ライフスタイル 登山風景をSNSに投稿したら、元上司から借金相談が…大手企業勤務アラサー女性の憂鬱【後編】

現在、グローバル企業に勤務する清水日葵(ひまり)さん(仮名・33歳)は、コロナ禍で登山風景をSNSにアップしたところ、元上司から借金の申し込みをされた。元上司とは25歳から30歳まで勤務していた大手広告代理店の子会社の社員で、日葵さんと不倫関係にあった。

【これまでの経緯は前編で】

引き締まった体でスーツを着こなしていた元上司の面影はなかった

元上司は待ち合わせ場所に交差点を指定した。

「お茶もするお金がないからだそうです。“日葵、変わらないな。あの頃のままだ。僕は目の前に現れた君に、未来を託したんだ”とポエムを言っていました。当時は引き締まった体に高級スーツを着ていたから、そのセリフもサマになりましたが、交差点にいた元上司は青黒い顔色で、かなり太ってしまい、当時のクライアントだった会社のロゴが入ったTシャツを着ていました。私は早く立ち去りたくて“お金ですよね”と。すると“50万貸してくれ”と言ってきたんです」

生活保護を受けながらも、なぜ困窮しているのかと聞くと、ギャンブルが原因だという。

「生活保護で受け取ったお金を、ギャンブルで増やそうとしたそうです。それで大穴を開けてしまい、借りてはいけないところから借りてしまった。もう何年も会っていない母親の姿とかぶりましたね。ただ、こういう人は、お金を渡しても借金返済の場所に持って行く前に使ってしまいます。

そこで上司に“今すぐ借りているところに連絡してください”と伝えて、タクシーで一緒に向かいました。車内と言う密室で、饐えたようなニオイがする元上司と一緒にいるのは耐えがたく、こんな人と付き合っていた自分に吐き気を催しました」

実際に貸金業者のオフィスに行くと、上司の借金は23万円だった。

「先方の会社と話して、私がその会社の口座に直接振り込むことにしました。違法な利息をつけていないかと確認し、書類を見せてもらうと実際の支払額が数万円減ったのです。これは、私の父が借金時代に借りてきたお金を振り返り、過払い金請求をしたところ、数百万円戻ってきた経験があったので…」

そして上司に絶縁宣言をする

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