ライフスタイル 今冬は電力がギリギリ!? そうだ、狭いベランダでソーラー発電してみよう

今年度の冬の電力需要について、経済産業省から見通しが発表されましたね。以前から予想されている10年に1度の厳しい寒さになった場合、必要とされる電力に対しての余裕を示す「予備率」が、過去10年で最も厳しくなるとのこと。

つまり「すごく寒くなって暖房をたくさん使った場合、けっこうギリギリかも…」という感じでしょうか。テレビ番組でもさっそく節電の方法が紹介されていて、減らせる消費電力は減らしたほうがいいんだろうなぁと痛感しました。

災害時に電気がないと不安!そうだ、発電しよう

一方で、ひとり暮らしの筆者、災害時に停電した状況を考えたときに、明かりがつかなかったり、スマホが充電できなかったり、漠然とした「電気がないことへの不安」をずっと持っていました。

そこで考えたのです。そうだ、自家発電すべきでは…?と。

とはいえ、小さなマンションに賃貸で住んでいる身としては、屋根や庭にガツンとソーラーパネルが設置できるわけではありません。

あるのは南向きの小さなベランダのみ。ここでできる範囲の発電をしてみよう…!

Ankerのソーラーチャージャーを借りてみた

今年、Ankerの発表会で見たのが、ソーラーチャージャーの新作「Anker PowerSolar 3-Port 100W」。高い効率でソーラー充電ができ、最大100Wの発電を実現しているんです。以前からソーラーチャージャーには興味があったので、ぜひ一度使ってみたくて、これをお借りしました。

A4サイズの『DIME』と並べた Anker PowerSolar 3-Port 100W 。

折りたたまれた様子は製図バッグみたいなサイズ感で、 このバッグ状にたたまれたソーラーチャージャーをパタパタと開くと最大4枚分のソーラーパネルが使えます。スゴイ。

開くとこれはまさにソーラーパネル!って感じですよね。
折りたたみ式の支えの開き方によって、ソーラーパネルの角度を変えることができます
くっついているのは端子を搭載したパーツ。ここに直接充電ケーブルをつないで、スマホを充電したりもできる

ここに直接、USB-C端子やUSB-A端子をつないで、スマホやモバイルバッテリーを充電することも可能です。

ソーラーパネルのセンターについているマークは、太陽光を受けたときの影を、赤い円の中に入るような角度に設置すると、より効率的にチャージできる目安になるもの。ちゃんと設置できているかわかりやすいですね。

大容量のポータブル電源に発電した電気を貯めまくりたい!

そう、当たり前っちゃ当たり前なのですが、ソーラーチャージャーはあくまでも発電装置で、発電した電力は、どこかに貯めておかないといけないんですよね。

そこで今回は、直接スマホなどの機器を充電するのではなく、いつでも使えるよう、人気ポータルブル電源「Anker PowerHouse ll 800」もお借りして、そこに電気を貯めてみることにしました。

「Anker PowerHouse ll 800」は、Ankerから現在発売しているポータブル電源の中でも、最大容量のもの。写真だとサイズ感がわかりにくいですが、重量は約8.3kgで、とても重厚感のあるしっかりとしたつくり。

バッテリー容量は216,000mAh / 778Whあり、多くの方が使っているモバイル充電器が5000~10,000mAhくらいだと思うので、比較してみるとこの容量の大きさのイメージがつくでしょうか?

パソコンが使えるどころか、Ankerによると、ノートPCは10回以上充電できる大容量なうえ、2つの純正弦波(※)AC出力ポートは、合計500W出力にも対応しているので、小型冷蔵庫や小型炊飯器、テレビなどの家電製品も2台同時に使えるというパワフルさ。

※純正弦波とは、家庭用のコンセントと同じ種類の周波の信号で、安心して家電をつなぐことができるもの(電圧などの問題は別とする)。似た波でコストが安いものは、家電をつなぐことはできるが、壊れてしまう場合も。

4つのUSB-A端子搭載で、スマホなら4台同時に充電も余裕!
AC出力端子が2個もあるなんて…

各種端子から出力できるので、1家に一台あると、キャンプや非常時にはお役立ちのすごいアイテムです。まあ筆者はキャンプなどはしませんが。

ただし、約8.3kgあるので、女性ひとりで持ち出すには大変なので、ひとり暮らしなら家に大容量の電源に確保する用でしょうか。気軽に電源を持ち運びたい場合には、Ankerにはもっと小さなポータブル電源も充実しています。

ソーラーチャージャーのポケットを開くと、ポータブル電源と接続できる太いケーブルが納められているので、すぐに設置可能です。さあ、準備は整った!というか、何もしてないので、準備は最初から整っていることがわかりました!

いざ!天気のいい日に発電に挑戦!

設置前のベランダです。一部、ベランダ菜園の名残が…。

プランターの隙間をぬって、いざソーラーチャージャーを設置します。

ポータブル電源にもつなぎ、セット完了。

どうです、この狭いベランダの無理やり設置感!効率よく太陽光が当たる角度なんて、工夫する余裕はなかった(笑)。一部、バジルの影に隠れていたり、手すりの影に邪魔されていても、ちゃんと充電できるのでしょうか?

パネルに「IN」のランプがつき、4Wで発電しているのがわかります! じわじわではありますが、ちゃんと発電していることがわかり、感動! 私、いま、電気作ってますよ~~!(※私は作ってない)

電気といえば電力会社から購入して供給されるもの、としか思っていませんでした。でもこうして、目の前で太陽とソーラーチャージャーの働きで発電できているなんて、自然と科学の偉大さを心から実感しました。

このパネル表示は優秀で、、今の太陽光が91時間続けば、このポータブル電源は満タンになるよ、という目安も教えてくれています。

あまり効率的に発電できる環境ではないとはいえ、さすが大容量、91時間って…!真夏だったら、もっと発電スピードも早いんでしょうね。

さて、秋の午後の光くらいでは数パーセントしか上げることができませんでしたが、4日間くらいちょこちょこ発電にトライし、無事に狭いベランダでも発電できることが確認できました。

このポータブル電源でどんなものが使えるかも、ハイスペックなのはわかってはいるものの、いちおう試してみましょう。

パソコンは余裕で使えますね。
40%しか充電されていない状態でも、筆者のパソコンは5.8時間連続で使える模様
季節外れの扇風機も…
扇風機は消費電力が少なく、このバッテリー残量だと43.8時間使用できる模様

ほかに小型家電というとドライヤーや電子レンジくらいしか思い当たらなかったのですが、高出力が必要そうな家電は、万が一、借り物を壊すと困るので、試すのはやめておきました。そこまでして髪を乾かしたいシーンもそうそうないはず!

ちなみに今回は太陽光発電にこだわりましたが、ポータブル電源自体は、普通にコンセントから充電することも可能です。これはこれで防災グッズとして心強い存在だなと感じました。

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スマホやちょっとした明かりなど、小さなものが動かせたらいいなと思っていたので、 狭いベランダで無理やり発電できる範囲でも、電力を貯めるもの次第では、思ったよりいろんなものが使えるようにできることがわかりました。

また、細々と発電される様子を見て、当たり前のように使いたいだけ電気を使っているのも、見直したい気持ちもわいてきました。

もし停電することがあっても、ソーラーチャージャーと太陽光があれば発電できて、ポータブル電源があれば、ちょっとした電力を貯めておけて、かなり安心感につながりますよね。

筆者、自然の力で電力を生み出すということに限りなくロマンを感じたので、ソーラーチャージャーは導入すべきかと思っていたのですが、今冬の電力供給の逼迫見通しのニュースを見て、日ごろからちょこちょ太陽光発電をつかって、節電してみようかなという気分が盛り上がってきました。

よく考えたら、災害対策のグッズはなんでも使い方がきちんとわかっていないと、いざというときに役立たないですよね。そういう意味でも、日々の生活に太陽光発電を取り入れるのはアリ!

筆者宅のようなベランダ菜園の隙間スペースでも、高性能なソーラーチャージャーがあれば太陽光発電はできるので、もし興味をもった方がいらしたら、ぜひぜひ災害対策と節電(とロマン)を目的にトライしてみてください!

Anker PowerSolar 3-Port 100W
価格:29,800円(税込)
サイズ(格納時) : 約525 x 470 x 85mm
サイズ(展開時) : 約1,446 x 525 x 45mm
重さ:約5kg
出力:(USB-Cポート) : 5V = 3A、(USB-Aポート) : 5V = 2.4A
https://www.ankerjapan.com/collections/solarcharger

Anker PowerHouse ll 800
価格:74,800円(税込)
サイズ:約 300 × 185 × 204 mm
重さ:約8.3kg
バッテリー容量:216,000mAh / 778Wh
合計最大出力:770W
https://www.ankerjapan.com/collections/powerhouse

取材・文/nenko