ライフスタイル あの世への準備は40代から!? 江原啓之氏が説く『この世じまいの“地図”』

親の死、自分の死についての恐怖の払拭方法

次に、Suits woman世代としては気にあるのは、「今死んでしまったらどうなるのか」というところですよね。

江原さんは「死ぬのは怖い。その感情は認めていいと思います。」として、死に対する不安については「不安に対してはなんでもとことん調べることがひとつの解決法。死も同じです。怖いなら死についてとことん調べてみてください。死の恐怖や不安を抱えているよりも辛いのは、やはり執着があることだと、私は思います。」と死への不安について具体的な向き合い方も教えてくれています。(本書P220-221)

人間は未知なるものに対する不安が一番強いそう。そういえば、新型コロナウィルスが出てきたとき、まさに未知なるウイルスに大きな恐怖を感じた方も多かったのではないでしょうか。しかし、今はさまざまなことがわかり、その不安や恐怖を少しは払拭できたと思います。死に対しても考え方は同じとのこと。本書にはコラムとして死についての知識(「永代供養、墓じまいなど」)も紹介されているので、あの世への旅ガイドだけでなく死についての教科書としても重宝しそうです。

そして、筆者が最後に気になったのは、大切な家族、最愛の人と別れてしまうときの心構えです。親の老いなどをリアルに感じるようになってきたこともあり…。そこでも江原さんの救いの言葉がありました。

あの世の霊たちが、私たちに向けるメッセージは何かというと、『悔いなく生きたほうがいいよ』これに尽きます。」 (本書P80)

本書には親族で先に亡くなられた方に向けて、遺族が「成仏していますか?」と心配していることが多いそうですが、それは心配無用とのこと。「『それより、自分が今を充実させて生きて』と、この世の人を逆に心配している」(本書P81)と。Suits woman女子たち(私を含め)が親を見送るときは、いつか必ず来ます。そんなときのために、この言葉を覚えていてほしい…そんなことを思った一冊でした。

著者プロフィール: 江原 啓之(えはら ひろゆき)
スピリチュアリスト。一般財団法人日本スピリチュアリズム協会代表理事。1989年にスピリチュアリズム研究所を設立。また、オペラ歌手としても活躍。吉備国際大学、九州保健福祉大学客員教授。『金霊(かねたま)人生を変えるお金の極意』(徳間書店)ほか『人間の絆』『自分の家をパワースポットに変える最強のルール46』『あなたが輝くオーラ旅 33の法則』(以上、小学館)など著書多数。

文・藤野綾子

1 2