ライフスタイル 結婚半年でスピード離婚!アラサー女性が徹底しようとした「結婚マニュアル」【前編】

ネットのまとめ記事を鵜吞みにして悲劇は起こった

彼は彩友美さんのプロポーズを受け「僕でいいなら、よろしくお願いします」と改まって言ってくれたそう。

「男性からプロポーズしないと大切にされない、という考え方があるのもわかりますが、男性の立場に立ってみれば、さまざまな責任への恐怖がありますよね。男女同権とはいえ、同じ仕事をしていても給料は男性の方が高いことが多かったり、女性は妊娠や出産で一時期働けなくなることも考えられるし…。やはり彼からは言い出しにくいかなと思ったので、私から言いました。周囲にもそういう人は多く、女性からプロポーズする時代になっていると思います。そうじゃないと先延ばしをされて、ズルズルいってしまう…」

結婚にあたり、お互いの将来像を話し合った。これは「結婚するときに相手とすべきこと」というようなネットの記事に載っていたから。「最低でもこれだけはすべき」というところに、子供や将来の生活についてなどを話し合うこと、とあった。

「今思えば、これは別にしなくてもよかったと思うんです。他のカップルには有益かもしれないけれど、少なくとも私たちには不要でした。生活費や家事分担のほかに、家を買うかどうか、子供、子供の教育、連絡方法、実家とのかかわり方など“これだけは最初に決めておかないと、後でモメる” というようなトーンで書いてあったんですよね」

まずは理想の生活を言い合うことになり、彩友美さんは自由に夢を語った。

「今と同じく都心に住む、共働きで、子供をできれば2人産み、友達家族とキャンプに行ったり、テーマパークに行ったりする…インスタでよく見る家族像ですよ。高望みしているわけではなく、ただ楽しい生活をという話。彼もいいね、いいねと言ってくれていたんですが、彼なりに私の夢をかなえるために、その時からスイッチが入ってしまったみたいなんです」

ほかにも、生活費や家事分担の細かい取り決め、新居にお金をかけるために、結婚式は行わず写真のみにすることなど、すんなり決まった。彼は三男坊、彩友美さんは次女で、それぞれのきょうだいが盛大に結婚式をしたために、親は「おめでとう。あなたたちの好きなようにしなさい」と言い、2021年春の一粒万倍日に婚姻届けを提出した。

家事分担を明確に決めた方がいいとアドバイスする結婚生活マニュアルは多いが…。

「将来のことなど話し合わなければよかった」すれ違う日々の原因とは…。
後編に続きます。

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