ライフスタイル 進化型生理用品、ホルモン検査キット、セクシャルウエルネスetc.海外のフェムテックの今!

フェムテックって言葉を最近よく耳にしますよね。Femtech とはFeamale + Technologyの造語で、女性の悩みを解決、解消、軽減してくれそうな新技術が次々と開発されています。海外で開発され、これから日本に入ってくるかもしれない製品もチェックしておきたいですね。10月に東京・六本木ヒルズで開かれたイベント「Femtech Fes! 2021」に出品された中から、イベント主催のfermata(フェルマータ)のカマーゴ李亜さんが注目する商品をご紹介します。

Femtech Fes! 2021で講演中の fermataのカマーゴ李亜さん(手前)。

ブルーな月経を快適に! 新時代の生理アイテム

「整理用ナプキンが不要の吸水ショーツの進化がめざましいですね。デザインやカラーバリエーションが豊富になっただけでなく、パッケージにこだわっているメーカーさんが増えました。なかなか店頭に置きにくいところがあったと思いますが、そこをデザインで解決しようとしています」(カマーゴ李亜さん。以下同)

吸水ショーツ以外の生理用品も着々と進化中です。ありそうでなかったこんな商品も登場。

「イギリスのTampliner(タンプライナー)はタンポンとライナー一体型の生理用品です。タンポンはどうしても指が汚れてしまったり、たまにもれてしまったり……、しますよね。その悩みを解決した商品です。これもつい手に取りたくなるようなかわいいデザインですよ」

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イギリス発の「タンプライナー」。ありそうでなかったタンポンナプキン一体型。
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スタイリッシュな吸水ショーツが増えてきました。ふだんのインナーとしても違和感がないような薄いタイプは、予定日の前に着用しておけば安心です。 

ホルモン、乳がんなどセルフ検査キットが続々

フェムテック分野をリードしているのはアメリカ。その要因として、医療体制の仕組みの違いがあげられます。特に発達しているのがセルフ検査キットです。

日本では健康保険制度によって、医療費は3割負担で済みますが、アメリカでは1回の治療、検査で高額な費用がかかるケースが多いのです。そのため自宅で、自分で使える検査キットのニーズが高いとみられます。

「たとえば、「Truelli Panty Linerトゥルーリーパンティーライナー」(アメリカ)は画期的な製品です。ナプキンが吸収した経血を利用した検査デバイスです。ナプキンの裏にあるバーコードのようなものをスマホでスキャンすることで、体内のカルシウム、鉄、ビタミンD3などの栄養素や女性ホルモン量などを測定し、体調の変化を検知します。確認はスマホのアプリで、その場で確認できます。

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栄養状態やホルモン量が検査できるキット「Truelli Panty Liner」(アメリカ)。

乳がんの早期発見につながりそうな検査器デバイスも注目されています。ブラの中に装着し、マンモグラフィーの代わりになるような検査器です。もちろん定期的ながん検診は必要ですが」

ウエラブルな乳がんモニターデバイス「Cyrcadia」(中国)。
日本でも自宅でできるホルモン検査キット「canvas」が発売中。指先から採血してラボに送り検査してもらいます。

月経周期や排卵日の予測デバイス

基礎体温だけでなく、呼気や唾液、おりものの質を計測することで月経周期を予測するテクノロジーが開発されています。

「たとえば、おりものの電解質を計測してホルモン周期を予測、妊娠可能性をトラッキングするデバイス「Kegg 2-in1 Trackerケグ 2イン1 ファーティティー トラッカー」(アメリカ)は注目ですね。

膣内に計測器を入れて月経周期を予測する製品も登場しています。膣に物を入れることに抵抗感のある方はいらっしゃるかと思いますが、出品されている製品はそれほど大きい物ではありませんでした」

医療品としての認可の問題もあり、日本で使えるデバイスはまだまだ限られていますが、今後、日本市場にこういう製品が増えてくることが予想されます。

呼気から女性の排卵パターンを分析し、妊娠可能な時期を予測するデバイス「breathe ilo ブリーズアイロ」(オーストリア)。データはスマホ上で確認できる。
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