ライフスタイル プチギフトとしても良さそう!全国の加盟店で使える、日本初の「全国パン共通券」が12月に登場

2017年に群馬県桐生市で創業したパンフォーユーは、同社が独自開発した食感、香りをしっかりとキープした状態で冷凍できる冷凍技術をパン屋に提供して、“外販”といわれる店頭以外の販売を“冷凍×IT”を活⽤したサービスを通じて支援しています。

個人向けの「パンスク」、オフィス向けの「パンフォーユーオフィス」、パンの事業者向けの「パンフォーユービズ」の3事業を展開し、既存サービス全体で70店舗のパン屋と提携しています。

2020年にサービスを開始した、パンの定期便「パンスク」は1回3990円(送料込み)で、全国のパン屋から冷凍パンが届き、自宅でパン屋めぐりができるサービス。食パンなどの食事パンや、甘いパン、惣菜パンなど、1箱に8個前後が届き、2週間に1回、1ヶ月に1回、 2ヶ月に1回と配達の間隔も選ぶことができます。

会員登録者数は12000人、提携パン屋数40店舗(2021年11月現在)ですが、申し込みが多く現在は整理券配布して順次登録を行っており、最大3か月待ちの状態というほど人気のサービスです。

焼きたてのパンを冷凍して届けるので、冷凍庫で約1ヶ月間保存可能です。解凍して温めれば焼きたてのような食感と香りが楽しめます。

全国のパン屋で使える「全国パン共通券」がスタート

パンフォーユーが12月9日からスタートさせる新しいサービスが、日本初の「全国パン共通券」。ビール券やお米券のような全国で使えるパン版の共通券です。「全国パン共通券」サイトより購入可能で、200円券、500円券、1000円券の3種類。利用は実店舗のみですが、ベーカリー内で販売されている商品はパン以外でも利用が可能です。

おつりが出ないため金額は小分けにしており、5000円のギフトを希望の場合は、500円×10枚、1000円×5枚などで購入すると、贈られた相手も使いやすいですね。

贈る人がスマホやPCから共通券を購入し、贈りたい相手にURLを送信します。受け取った人は店頭でQRコードをかざしてパンを購入できます。加盟している全国のパン屋さんで購入できて、デジタルギフトなのでいつでも好きな時に使えるのがメリットです。

ハトが小麦をくわえているステッカーが貼ってあるベーカリーで、使用が可能です。

パンフォーユーが行った調査で、「500円のオンラインで贈ることができる手軽なギフトでもらったらうれしいもの」では、「コンビニエンスストアで使えるギフト券」に次いで、「パン屋で使えるギフト券」が2位に。贈る人も贈られる人もうれしいと感じるギフトとして、「全国パン共通券」が実現しました。

また販売するパン屋さん側にもメリットがあります。オンラインギフトを始めたいと思っていても自社での開発は難しく、地域を超えた共通券は1店舗のみでは実現できないものでした。パンフォーユーが間に入ることで、多忙なパン屋への負担なく課題を解決することができたのです。

「働き方改革、食品ロスなど日本のベーカリーはさまざまな課題があると考えており、新しいパン経済圏を作り、日本中のリテールベーカリーを支えられるサービスを展開していきたいと考えています。

共通券をきっかけに新しい顧客を獲得できたあとも、デジタル店頭サブスク(パンパス)やデジタル回数券(パンチケ)といった、定期的に通ってもらう販売促進策を推進していこうと、今年8月に実証実験を行い、2022年春頃に本格提供を予定しています」(パンフォーユー 代表取締役 矢野健太さん)

パンを「作る」「売る」「食べる」の三方をつなぐさまざまなプラットフォームを提供する、パンフォーユーの矢野社長。

ブランジェ浅野屋、神戸屋、アンデルセン、ヴィ・ド・フランス、ポール、メゾンカイザーをはじめとする大手ベーカリーチェーンが展開する合計500店舗が参加を予定しており、さらに各地域のベーカリーに加盟を募っていて、今後はさらに店舗が増えていく予定です。

現状ではECサイトでは共通券は利用できませんが、今後対応できるように準備していくとのことです。

毎日食べるパンを好きなときに買うことができる「全国パン共通券」。お世話になっている人や、ちょっとしたお礼などのプチギフトとして贈っても喜ばれそうですね。

文/阿部純子