ライフスタイル 気付けば低下していた体力とコミュ力…出社して気づいた自粛の大きな弊害【前編】

コロナ禍では、リモートワークを続けた人もいれば、出勤し続けた人もいる。会社の方針で「出社はダメ」とされたところもあれば、個人の判断に任せられたというケースもある。今回、お話を伺った真理さん(32歳・IT関連会社勤務)は、2020年4月から2021年5月まで、1年以上ほとんど会社に出社せず、リモートで仕事をしていたという。

その結果、様々な変化が起こり、「厳しいことを言ってくれる同期(男性)がいなかったら、今ごろ孤立していたと思う」と、2021年5月から12月までの「会社で仕事をする生活」を振り返る。

新型コロナが怖くて“コロナ警察”化

真理さんは「私はコロナ警察だったんです」と、コロナ禍の最初を振り返る。

「2020年4月あたりから、連日、新型コロナの報道がされて、欧米でバタバタ人が亡くなっていたので“外に出たら死ぬ”と本気で思っていたんです。不織布マスクが50枚で2万円とかで売っていたあの頃です。私はそれにものすごく危機感を煽られてしまい、SNSでも危機意識から人を攻撃しまくっていました」

外食している友人の投稿を見ては「危機意識が薄い」と指摘し、エステに行った友人にはわざわざメッセンジャーで「あなた、そんなことしてたら本当に死ぬよ」などと送ったという。

「今思うと、ホントに“ごめんなさい”としか言えないのですが、あの当時は本気でそう思っていました。新型コロナが怖すぎて、他人を攻撃していたんです。会社に対しても、“社員の命と出社とどちらが大切か”と詰め寄り、リモートにしてもらったのも、私が中心で動いたからでした」

もともと、真面目で一本気だから、リモートワークになってもサボることは一切せず、勤勉に仕事を頑張っていた。

「私の場合は、出社しなくてもできる内容なので、全く問題はありません。快適すぎて他の同僚が何をしているのか考えることもしなかったくらいです」

上司から指示された業務を的確にこなす真理さんのことを、会社は大切にしていた。1か月に1回、数時間の報告に会社に行くことも免除され、文字通り真理さんは「引きこもった」と当時を振り返る。

「リモートワークはやめられません。誰の目も気にせずに、作業に集中できます。電話もかかってこないですし、お腹が空いたら温かいご飯を食べられます。疲れれば横になって5~15分の睡眠をとり、また仕事に向かえる。私の1日の仕事量も質も向上し、オフィスに勤務していた頃よりも、評価は上がりました」

会社からの資料送付を完全デジタル化してもらった

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