ライフスタイル 美容や健康にもおすすめの「グラスフェッドバター」ってどんな味?希少な国産を食べてみた

お料理の機会が増え、いつも使う食材をちょっとこだわってみようと探していると、目にすることが多くなったグラスフェッドという表記。気になっている人もいらっしゃると思いますが、なかなかいいお値段のものが多く、二の足を踏んでしまいます。ただ、環境にもやさしく、おいしいとのこと。希少な国産のグラスフェッドバターのメーカーである「なかほら牧場」の牛乳とバターをお取り寄せしてみました。

そもそもグラスフェッドって?

24時間365日自然放牧で自由に野シバや木の葉などを食べて育つ牛。

グラスフェッドとは、読んでそのまま草による飼育です。日本国内では、グレインフェッドという穀物主体で飼育されている場合がほとんどですが、グラスフェッドの場合、干し草や野草を求めて、牛たちが歩き回ります。

えさを求めて動くため、牛舎で運動しない牛たちに比べ引き締まった体になります。脂身のおいしさも大切ですが、健康志向の高まりから赤肉の人気も上がっているため、注目されているようです。

さらに、グラスフェッドは、CO2を草や木が吸ってくれるなどの環境にやさしいことからも、ナチュラル志向の人々から支持されています。

なかほら牧場の山地酪農

自然豊かな山で育つ牛たち。

「なかほら牧場」では、「山地(やまち)酪農」を行っています。なかほら牧場のある岩手県は、約6割が北上山系のなだらかな地形が占め、野生動物も多く生息する自然豊かな地域です。

その標高700~850mの窪地に、なかほら牧場は位置し、平らな牧草地ではなく、山の植生を活用する山地酪農という手法を用いて、「牛なり・山なり・自然なり」の放牧酪農を行っているそうです。

牛たちは、一年を通して山で自由に過ごし、太陽と月と雨と土中のバクテリアの力だけで育つ野シバや木の葉を食べてくらしています。草食である牛を、ちゃんと草で育てるというこだわりです。

繁殖も、自然交配・自然分娩・母乳哺育(生後2か月程度)と、自然界に近い状態で育てられています。私たちが飲んでいる牛乳は、牛たちの母乳であることを改めて思い出させてくれます。

大自然の中でのびのび育つことでストレスが少なくなり、おいしいミルクが搾乳され、乳製品が誕生するのですね。私たちも、小さい部屋に閉じこもっているだけじゃなく、出かけてリフレッシュしたほうがストレスの軽減につながるのと同じですね。

ただ、放牧するには、広い土地が必要で、その環境を守ることも大切です。また、乳量は一般的な牛舎酪農の場合と比べて、1/4から1/6ぐらいだそう。グラスフェッドの牛乳やバターが高価なのは、このような理由からだったのですね。

では、実際どんな味なのか、牛乳とバターをいただいてみました。

1 2