ライフスタイル ハイスぺ婚狙いの私がコロナ解雇後、就職浪人と付き合い幸せをつかんだ話【後編】

結婚するなら高収入な相手がいい思っている人は多い。2021年に「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」が男女210名にアンケートをしたところ、男女ともに結婚の際に経済力を重視する傾向があると発表。また女性が“妥協”する年収のボーダーラインで多かったのは、400~650万円だという。

今回、お話を伺った亜矢子さん(仮名・35歳)もその一人「だった」と過去形で語る。

【これまでの経緯は前編で】

13歳年下のバイトの男の子に告白される

ある日ゴルフ場に来る男性から、ナンパをされたという。

「IT関連の個人事業主や専門職の男性4人と1~2回くらい飲みに行ったのですが、全員が話すことはだいたい同じで、サウナ、FIRE(一生分の生活費を稼いだこと)、動画配信、メタバースなど。特にサウナの話はホントにすごかったです。“バルコニーにテントサウナ買ったんだ。入りに来なよ”、“サウナ入るとマジで人生変わるから”などなど。サウナが万能薬であり救世主のように語っていて不思議に思いました。やっぱり、自分が一番だと思っている人は、話がつまんないというか、どうもダメだな…と思い始めた頃に、今の彼に告白されたのです」

彼は亜矢子さんの13歳年下の22歳。堅実な国立大学を卒業したものの、コロナ不況で就職浪人になり、ゴルフ関連施設でアルバイトをしていた。

「とても穏やかでいい子なんですが、色気がないからノーマークでした。仕事は丁寧で接客態度はよかったです。“頭がいい子は何でもできるんだな”と思いつつ、喫煙室で雑談をしていたら“好きです。付き合ってください”と言われたんです」

彼は喫煙者ではなかった。しかし、喫煙者の亜矢子さんに近づくためにタバコを吸うふりをしていたという。

「けなげだと思ったし、嫌ではありませんでした。自分の年齢も伝えたら“年上の女性が好きなんです”と言われたんです。こんな若い子に告白されてもな…年収200万円切ってるし…と思いながらも、人肌が恋しかったこともあり、その日のうちに男女の仲に。彼は女性と付き合うこと自体が初めてでした」

彼はすっかり亜矢子さんに夢中になってしまった。

「付き合い始めの1か月は仕事が終わると、彼の家も近いこともあって、毎日のようにうちでデートしていました。あるとき彼が“これではお互いにダメになる”と言い出して、“仕事がヒマな日は勉強したほうがいい”と提案してきたのです」

彼が言う勉強とは資格取得の勉強だ。国家検定の「知的財産管理技能検定」3級と、民間資格の「ウェブ解析士」を一緒に勉強し、合格しようという提案をされた。

「これからの時代に必須ですと熱弁されて、2人で勉強したら、ダブルで合格。私は記憶力はよかったので、なんとかなりました。また、これらの資格の勉強は、ハケンの仕事中にぼんやりと“わかった気”になっていた、業務用語の本当の意味がわかって面白かったですね。他にも動画編集の練習などもしていました」

彼は母親のように、亜矢子さんの世話を焼いてくれた。

「眠気に勝てずハミガキせずに寝ようとしたら、それはやめた方がいいと歯を無理やり磨かせたり、朝ごはんを作って食べさせてくれたり。彼には年の離れた弟がいて、人の世話を焼くのが好きな、母親スキルの高い男性だったんです」

彼は大手企業に就職を決め

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