ライフスタイル 歌舞伎町の元トップキャバ嬢が語る「アラサーキャバ嬢の生きる道」【前編】

コロナ禍で大打撃を受け、不安定なイメージがある夜の職業。外から見るとキラキラした世界だからこそ、映画やドラマなど多くの作品になってきました。

ここでは、コロナ禍前まで歌舞伎町のキャバクラで、ナンバー5にはいつもランクインしていたという元トップキャバ嬢・美恵子さん(本名・32歳)に質問をしてみました。

当時の年収や、どんな人が来るのか、人間関係はどうなのかなど、その表と裏について紹介していきます。

1日に億近い売り上げがあることも多い

1000円のランチを「ちょっと高いな」と思うくらいの金銭感覚の私たち。夜ではお店に入って数万円が請求されるという話を聞いたことがありますが、それはホントなのですか?

「ホントです(笑)。私が働いていたお店は“高級店”と呼ばれるお店だったのですが、お店に入るだけでお1人様10万円~というのが相場でした。だから、普通の会社員の人はほとんど来ません。私が勤務していた当初は、会社経営者、ユーチューバー、芸能人、外国人が多く、私たちを信用して遊んでくれる方ばかりでした。シャンパンも1本200万円のものもバンバン抜かれており、1日に1億円近く売り上げることもザラだったんですよ」

となると、年収も多いですよね。

「はい。最高で4千万円になったこともありましたが、それは20代後半で体力も気力もあるほんの1年間だけ。一時期は、週に7日間は歌舞伎町にいましたし、お客さんとご飯を食べたりゴルフや海などに遊びに行ったりして、一切のプライベートがない時期のこと。普段は1~2千万円くらいだったかな」

それでも会社員からするとめちゃくちゃ多いですね。

「そうはいっても、実は手元にはほとんど残らないんですよ。メイク、ヘアセット、ドレスなども自前で用意してましたので、1回出勤するのに1万円くらいの費用がかかります。あと、ずっと電話やLINEで営業したり、お客様の誕生日のプレゼント(自前)を用意したり、一緒にチームになってくれる後輩キャバ嬢との連携を考えたりして、寝ても覚めても仕事のことだけでした。21時~深夜2時まできちんと座っているのも大変で…。今、振り返ると我ながら“よくあんなことができたな”と思います」

まるで、会社の経営者のようですね。

「でも、売り上げの多くはお店が持って行きます。キャバクラってテーマパークみたいな感じだと思います。非日常の内装と、普通にはいないキレイな女の子たち…非日常を提供する必要があるので、ホントに大変なんです。結局、私は28歳のときに、その店を辞め、別の店に移りました」

一般人にも応用できる、コミュニケーションのテクニックは?

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