まだまだ海外旅行に行けそうにない今、チョコレートで旅気分を楽しんでもらえたらと考案されたのが「ピエール マルコリーニ」のバレンタインコレクション。ベルギー大使館で開催された発表会にご本人も登場する予定でしたが、昨今の状況から、今回はオンラインでの登壇に変更になりました。そのような場合、ビデオメッセージということが多いのですが、来日することをとても楽しみにしていたというピエール・マルコリーニさんは、ライブ中継で今回のチョコレートに込めた思いを話してくれました。
2022年のテーマは「VOYAGES & PASSION」

チョコレート大国ベルギーを代表するショコラティエの一人であるピエール・マルコリーニさんは、上質で希少なカカオを求め、世界中を旅し、最高品質の味わいのために20年以上にわたって、自らの手でカカオ豆からチョコレートを作ることに情熱を注いでいます。カカオ農園を訪れるのはもちろん、チョコレートを愛してくれる消費者がいる世界各国をとびまわっています。
ただ、このコロナ禍でなかなか思うように海外に行くことができません。今回も、来日できなかったことを何度も残念だとおっしゃっていました。そんな思いも込め、2022年のバレンタインのテーマを「VOYAGES & PASSION(航海と情熱)」に設定。チョコレートで、他の国に行った気分を味わってもらいたいと、今まで展開していなかったカラフルなパッケージで、世界地図が描かれるなど旅が表現されています。発表会の会場も、スーツケースや地球儀、エアメールなどがディスプレイされ、旅に出たときの華やかな気分になれました。

「チョコレートに誘われて旅にでてもらいたい。目を閉じてチョコを味わいながら。」(ピエール・マルコリーニさん)
今年のコレクションについて会場にいるショコラコーディネーターの市川歩美さんとのトークショー形式でお話を伺いました。
「チョコ全体で感動を伝えたいです。食べたとき、いろいろな感情がよみがえります。そして、明るい顔になるチョコを考えました。」(ピエール・マルコリーニさん)

「カカオを求めて世界を旅するVOYAGESと、チョコレートへのPASSIONと、テーマがマルコリーニさん自身のようですね。」(市川さん)
20年以上、ブランドスタートのときと変わらず活動されるのがすばらしいという市川さんのお話に対しては、
「ラグジュアリーとは時間をかけることだと考えています。自分のチョコをつくりたいです。」(ピエール・マルコリーニさん)
ラグジュアリーとは、こだわりをもって、手間暇かけて作り上げるということなのですね。そんなラグジュアリーなチョコレートを4種類試食してきました。