ライフスタイル ハケンと正社員の恋はうまくいくのか…横たわる格差とコンプレックスを超える方法【後編】

結婚するなら高収入な相手がいい思っている人は多い。2021年に「マリアージュ総研 by結婚相談所比較ネット」が男女210名にアンケートをしたところ、男女ともに結婚の際に経済力を重視する傾向があると発表。また女性が“妥協”する年収のボーダーラインで多かったのは、400~650万円だという。

今回、お話を伺った沙織さん(仮名・30歳)もその一人。「自分が育った家庭と同じような家庭を持ちたい」という願望があり、27歳の時に大企業勤務の男性と結婚する目標を設定。現在は、派遣先の企業の40代のバツイチ男性と結婚したばかり。

【これまでの経緯は前編で】

20代、30代の男性は全滅だと思った方がいい

派遣社員の立場から「社員さんの男性」をリサーチした結果、「一緒に生きられるかも」と思う男性は、全員結婚していたという。

「積極的に一緒に生きていきたい、ではなく、この人ならOKかも…という程度の基準でも、全滅でした。ここでわかったのは、今の婚活というのは、“共感力が高い・相手の話を聞く・他者への想像力がある”という男性は、引っ張りだこなんだということ。これを持っている人は本当に少ないし、社会人になって身につくものでもないんですよね」

この3条件に加えて、欲を言えば、口が堅い(噂話をしない)、SNSをやっていない、上司と適切な距離感が保てる、自分の世界があるという条件をつけた。

「清潔感とかファッションセンスなどはそのあと。人間力が全てです。人間力がある20~30代の男性は全滅だと思った方がいいんだな…と思いました。そのことに27歳の時に気付けて、ホントに良かったです。気付かなかったら、今でもイケメンで仕事ができる、高年収の男性を追いかけていたと思います」

大企業勤務の男性の価値観で多いのは、「自分は特別だ」と無意識的に感じており、それを態度に表すこと。

「ハケンで仕事をしていると、そう言うところがよ~く見えます。この“特別感”を持っている人って、やっぱり出世しないんですよ」

婚活を意識してから、仕事のやり方も変わった。人間力がある人には忠誠を尽くすようになった。

「“結婚したい”という目で相手を見ると、自分が磨かれるんです。これは男女を問いません。人間力がある人が仕事がしやすいように工夫をして、作業をすることを1年頑張っていたら、女性の社員さんから“あの人はデキる”と評価されるようになったのです」

女性から評価が高い女性は、男性からも好かれる

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