2020年に渋谷でオープンし、話題をさらった完全会員制パフェバー「Remake easy」(リメークイージー)。
住所非公開ゆえ、その詳細は会員のみぞ知るところでしたが、2021年2月1日(火)から28日(月)の期間、期間限定パフェ『ショコラ フランボワーズ ホリックパフェ』が登場するということで、試食会に訪問することに。
いったいどんなパフェが提供されているのか、わくわくする心を携えお邪魔してきました!
えっ、こんなところに?ドアを開けると別世界
人通りひしめくとあるエリアの、何の変哲もない雑居ビルに入り、エレベーターで上がると。そこに開けるのは、アレ?と驚くような別世界。
「Remake easy」は、アメリカで禁酒法時代から始まった隠れ家バー、“speaksasy”を彷彿とさせる完全会員制・住所非公開のパフェバー。
そのコンセプト通り、ドアをあけた瞬間から、都会の喧騒はどこかに追いやられ、時間も、場所も、何者であるかもリセットなされるような、スタイリッシュモダンな大人の空間が広がっています。
目の前で鮮やかに構築されるパフェから目が離せない
ここの主役はあくまでも“パフェ”。名だたるレストランで修行し、コンクールでも実績のあるパティシエ・林巨樹氏が開発したパフェ、そしてパフェとのペアリングを楽しめるカクテル、モクテルが用意されています。
今回登場した期間限定パフェ『ショコラ フランボワーズ ホリックパフェ』は、王道チョコレート菓子である「フォンダン・オ・ショコラ」をパフェに“リメーク”する、というコンセプトでつくられたもの。
着席すると、目の前にパフェグラスが用意され、パフェが出来上がっていく様子を見ながら、使われている食材の説明などを聞くことができます。
まず底にはぐるりとフランボワーズを並べ、中心にはざくざくとしたカカオニブをオン。
その上にフランボワーズのジュレとクリームを乗せ、覆い隠すようにチョコレートムースをたっぷりと。
ムースにも使用しているチョコレートは、KAOKA社によるドミニカ産のオーガニックチョコレート。フェアトレード商品でもあります。カカオが72%含まれたアロユナは、苦みが少なくフルーツ感のある味わいが特徴。
その上にチョコレートアイスクリームやグロゼイユ(赤すぐり)などを飾り、最後の仕上げには、赤いチョコディスクをオン。
あっという間にアーティスティックなパフェが完成しました。
ペアリングに選んだのは、モクテルの『アイス・ココアフランボワーズ』 (1,430円 税込)。フランボワーズソースに生クリームで溶いたチョコレートを加えています。
いざ、パフェを試食!アイスクリームで濃厚なチョコレートを堪能し、思い切ってえいっと、スプーンで大きくひとすくい。
チョコレートのコクを感じながら、意外にもさっぱりとした甘さのムースの中から、甘酸っぱいフランボワーズのクリームとジュレが顔を出します。
そんななめらかな口当たりのハーモニーを舌で転がしていると、フランボワーズの果実やカカオニブのゴロゴロ、ブツブツした感触が登場。そこでかみ砕くと、ムースとクリーム、カカオニブの苦み、フランボワーズの果汁が一体化し、なんとも口内が楽しいパーティ状態に。
パティシエ・林さんによると、パフェによってグラスを使い分けていて、今回のパフェは浅めで横に広いグラスを採用し、スプーンで一気に底まですくえるように設計したんだそうです。なるほどな~!確かに!
この楽しい口内パーティをもっと、もっと、と求めているうちに、あっという間に食べ終わってしまいました。
2月4日に新規会員権の販売を実施!
パフェがいくらおいしくても、会員じゃないと行かれないのでは…と思いますよね!
多くリクエストにお応えして、2月4日(金)より新規会員権の販売をするそうです。販売時刻など詳細は、Remake easyの公式Twitterアカウント(@Remakeeasy_)をご確認ください。
ちなみに現在、月額3000円(税込)で会員になっている人は、20台後半から30代がボリュームゾーン。男女比は男性のほうが若干多く、カウンターに4名ずらりとおひとり様の男性が並ぶこともあるんだとか。
確かに、スイーツ好きの男性が増えているとはいえ、女性客の多いカフェなどで、パフェをひとりで食べるのは勇気がいる、という人にもぴったり。
通年通した定番商品としてイチゴのパフェとバナナのパフェがあり、季節ごとに限定商品が代わる代わる登場するそうで、今回の 『ショコラ フランボワーズ ホリックパフェ』 もそのひとつ。こんなこだわりのパフェが食べられるなら、それを楽しみに通う人がいるのもわかります。
会員になると4名まで同伴が可能なので、スイーツ仲間同士で訪問するのも楽しそうですね。会員になってみたいかたは、Twitterで公開される情報をお見逃しなく!
Remake easy(リメークイージー)
ホームページ https://remakeeasy.com/
Twitter https://twitter.com/Remakeeasy_
取材・文/nenko