ライフスタイル 「今の幸せ度は100点!」という50代独身女性に聞いた、20~30代の過ごし方

女性が幸せに生きるためのヒントを紹介し続けてきた「Suits woman」。今回は、「私の幸せ度は90点以上」と言い切る50代の女性20人にインタビュー。さらにここでは「100点満点」と即答した2人の女性に人生を振り返っていただきました。重点的に伺ったのは、「20~30代にしておいてよかったこと」について。

50代の女性をクローズアップしたのは、ある程度子育てもキャリアも落ち着き、日々の暮らしが安定している人が多い年代だからです。まずは、55歳の独身女性・香織さんのお話を紹介します。

独身で生きるには、仕事が大切。仕事を知り愛せよ

香織さん(55歳・食品関連会社勤務)は、短大卒業から35年間、今の会社に勤務しています。そして、現在の幸せ度を聞くと「100点満点です」と即答しました。

「私はコネ入社でキャリア志向ではなく、33歳まで完全に“腰掛け”と思っていました。腰掛けというのは、結婚相手を探しながら、結婚するまでの間、与えられる仕事をこなすこと。当時は短大卒の女性社員は、男性社員のお嫁さん候補という感じもあったんですよね。重要な仕事も特には与えられず、ミスしても許してもらえました。だから、仕事よりも遊びの方を楽しんでいたんです」

当時の遊びとは、ディスコに行ったり、パーティに顔を出したり…。

「ディスコで有名な『ジュリアナ東京』は私たちよりもうちょっと下の世代。私は六本木のディスコに通っていたのですが、国内外のタレントさんやその周辺の人と遊んでいました。夜中に第三京浜をドライブして、横浜に行ったことも。20代は何があるか日々わからないので、とことん遊んでおくといいと思いますよ」

その結果、いい男性を見すぎて、結婚が進まず、景気も悪くなってリストラの嵐が吹き荒れてしまいます。

「あっという間に33歳になって、景気は悪くなりリストラ候補として呼ばれてしまったんです。“これはダメだ”と思い、上司に“たぶん、私は結婚できません。仕事が大切なので、管理職採用試験を受けさせてください”と言ったら推薦してくれて、挑戦切符を手にしたんです。でも、自分の正直なところを、なりふり構わず伝えたことが転機になりました。

チャンスをくれた上司の顔に泥をぬるわけにはいかないので、死ぬ気で勉強したら合格。そのときは上司に心からの御礼を言い、“勉強を通じてうちの会社の面白さがわかりました。12年も何をやっていたんだと思います。生まれ変わって働きます”と宣言。これがウケて勤務を続けることができました。その上司とはその後恋愛関係にも発展したのですが、別の若い女性と結婚してしまいました…。あれは悲しかったな」

管理職登用試験で会社を知ることにより、仕事へのモチベーションがグンと上がったそう。

「当時、33歳は“出産はそろそろ…”と思われる年齢でもあったので、そのころ私は自分の結婚の可能性を捨てたんですよね。今思えばそれがよかったです」

仕事に打ち込めば、結果はついてきます。

「とはいえ、辛いこともいーーっつぱいありましたよ。トラブルがあった相手のところに、菓子折りを持って許してもらえるまで30回近くも通ったり、玄関先で水をぶっかけられたり、上司に怒鳴られたり……いろいろありました。それでも仕事を続けたことが、私の幸せ度100点につながっています」

結婚してもしなくても、幸せになるのは自分次第

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