ライフスタイル 冬の京都は「特別公開」が目白押し!非公開文化財をめぐる“京の冬の旅”

四季折々の姿を見せてくれる庭園に、製作過程の仏画が拝見できる「妙覺寺」

続いて訪れたのは、日蓮宗京都十六本山の一つである「妙覺寺(みょうかくじ)」。妙顕寺(みょうけんじ)、立本寺(りゅうほんじ)と共に日像上人を開山とし、三具足山といわれています。

最初に足を踏み入れたのは、祖師堂(そしどう)。日蓮宗の総本山にあたる妙覺寺には、本堂の他に祖師堂が建てられており、中央に日蓮聖人、右に日朗上人、左に日像上人が祀られています。張り詰めた厳かな雰囲気の中、読経が行なわれていました。

祖師堂には三菩薩坐像が安置されています。

祖師堂には、「京の冬の旅」の期間中に公開される、狩野元信筆と伝わる、幅約4.6メートル、高さ約5.9メートルの「大涅槃図(だいねはんず)」や、美濃の戦国武将・斎藤道三の遺言状などの寺宝が展示されています。

室町時代の絵師の狩野元信が描かれたと伝わる「大涅槃図」。

ミスきものと一緒に映ると……。その大きさはまさに圧巻!

本堂に移動すると、目に飛び込んでくるのは幅約12メートルもある巨大仏画。こちらは画家である塩澤文男氏による作品で、絵にはお釈迦様と四天王が描かれており、現状は未完成のもの。特別公開期間中には、本堂内において製作風景がご覧いただけます。

この絵の完成度はまだ50%とのこと。この後には夜にも光るような蛍光塗料が施され、ライトアップの時にはこの絵が光るようになるのだとか。

妙覺寺の執事長である小島教昌さんから、この絵についてご説明をいただきました。

「右側に太陽、左側に月が表されており、青い仏様が持国天、赤い仏様が増長天、中央の黄色い仏様は釈尊、白い仏様が広目天、黒い仏様が多聞天(毘沙門天)と言います。この絵は太陽と月の流れを表しており、太陽が東に昇ってきましたら空が青くなるので、東の仏様は青色。南は太陽が頂点にある時人々を照らし、その中で働く人々が活気に溢れている心を表すので南の仏様は赤色。西に太陽が沈むと空が赤くなるイメージなんですが、なぜ白いかというと太陽が消えるということです。太陽がなくなるので西の仏様は白。そして北に向かいますと、太陽から月にチェンジする闇に変わるということで北の仏様は黒。そのように神道のほうでも、仏教のほうでも四天王の色は決まっております。」

四天王は現象を防ぐ神様でもあり、神道でも仏教でも東の神様は家内安全、南に行くと人々を照らすので商売繁盛というご利益があるとのこと。

西に行くと太陽がなくなる、病気がなくなりますようにという意味で当病平癒、北に行くと太陽から月にチェンジするということで開運という意味合いがあるそうです。

さらに境内には、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪など、四季折々の姿を楽しむことのできる庭園「法姿園(ほうしえん)」や、本堂北には、安土桃山時代の「華芳塔堂(かほうとうどう)」が建っています。仏画の制作過程が拝見できるのはこの冬の時期だけですので、ぜひ「京の冬の旅」特別公開期間中にお越しください。

法華経の中の「諸法実相」という教えの意味である「あるがまま素晴らしい」を表現している庭園「法姿園」。

妙覺寺
住所:京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135
期間:2018年1月6日(土)~3月18日(日)
時間:10:00~16:00(受付終了)
料金:大人600円・小学生300円 ※団体割引あり
交通:京都市市営地下鉄烏丸線 鞍馬口駅より徒歩10分
※妙覺寺は庭園以外は一般撮影禁止。今回特別に許可を得て撮影しています。※料金は特別公開時の金額です。

今回ご紹介した非公開文化財の特別公開の詳細は下記より
京の冬の旅
http://kyokanko.or.jp/huyu2017/

「そうだ 京都、行こう。」×「京の冬の旅」
http://souda-kyoto.jp/travelplan/kyoto-winter/index.html

 

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