数年前から“猫ブーム”が継続していますが、今や「ネコノミクス」という言葉があるように、立派な経済効果を生み出すほどの存在感をもっています。なぜ人は猫に魅了され、猫のために右往左往してしまうのでしょうか?そんな猫の不思議な魅力や飼い主とのライフスタイルについて、「アニコム損害保険株式会社」がアンケート調査を行なっています。
猫を飼って幸福になる割合は、ほぼ100%!
まず同調査では猫の飼い主に「猫と暮らし始めてからの幸福感」について質問。猫の存在はやはり幸福感を高めるのでしょうか?その結果は次の通りです。

こうなると「下がった」と答えた0.3%に何が起こったのか気になります。ネコアレルギーとか?
なんと「とても高まった」人が74.6%!続いて「高まった」が25.1%で、合計すると99.7%が幸福感の高まりを実感していることが判明しました。これはほぼ100%と考えてもいいほどの高確率といえ、猫を飼うことで確実に人は幸せになれることが判明したのです。
なぜ人は猫を飼うと幸福感が高まるのでしょうか?そこで「猫と暮らしてよかったこと」の調査結果をみてみます。
- 猫と暮らしてよかったこと
1位 癒される……90.0%
2位 生きる活力になる……50.9%
3位 家族との会話が増えた……50.7%
4位 さみしくない……38.2%
5位 家の中をより片づけるようになった……33.4%
6位 興味が広がった、世界が広がった……21.7%
ご存知の通り猫は犬とは違って、番犬になるわけでも人間に順応なわけでもありません。それどころか人間に対してクールな態度をとりがちですが、それでも「癒される」「生きる活力になる」「さみしくない」と、飼い主の心の支えになっていることが分かります。
さらに5位には「家の中をより片づけるようになった」という人が33.4%。猫は室内にいるとゴミをあさったり電気コードを噛んだりすることが多く、部屋を常にスッキリ片付ける必要があります。つまり家の中に猫がいると、必然的に部屋がキレイになるようです。